BRZ フラッシュエディター その2
エキマニ&メタキャタ+マフラー交換車、純正交換タイプエアクリ用と、むき出しタイプエアクリ用の 2通りのデータ!! ( HKSフラッシュエディター ) |
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今回はスーパーオートバックス熊谷店の BRZデモカーでセッティングを行います。 取り付け済みのパーツは、HKS製のエキマニ&メタルキャタライザー、純正交換タイプの社外エアクリ、社外マフラー( テール部のみ ) 。 セッティングはもちろんこの人! ティーゲット社 の堺さん。 F-con や、フラッシュエディターの取扱件数は日本一 ( 日本一ってことは、世界一でもあります ) 海外からもオファーを受けてセッティングに行くほどのカリスマチューナーです。 BRZ・86用のフラッシュエディターの 「 つるしデータ 」では、ひとつのデータで純正交換タイプとむき出しタイプエアクリの両方に対応してますが、 正直なところ、純正交換タイプとむき出しタイプとでは吸気効率や特性も全く違いますので、どっちつかずの曖昧なデータになりがちになると考え、 それぞれその特性に合わせたデータを別々に作ってみることにしました。 ↓ 境さんセッティング 第2弾 まずは、ノーマル ECU データから解説します。 HKS製のエキマニ&メタルキャタライザー、純正交換タイプの社外エアクリ、社外マフラーを取り付けているにも関わらず、 ほとんどノーマル車と変わらない馬力とトルク。。。 ( 167.7馬力、トルクは 20.1Kg/m ) まあ、実際、よく言われていることですが最近のクルマは ECU が高性能なので、少々パーツが変わったとしても 一定の性能を保ってしまうワケですね。 例えばこれがターボ車ならば、 排気系パーツ交換で排気効率アップ → タービンの回りが良くなってブーストアップ → 結果としてパワーアップ ってことはありますが、BRZのような自然吸気車ではそういった効果はあまり望めません。 吸排気系にいろいろとパーツを取り付けても、ノーマル ECU では活かしきれないのが現実です。 ちなみにノーマル ECU データは、念のため 2回計測しましたが基本的にほぼ同様の結果でした。 ( 上のグラフの赤色と緑色が、ノーマル EUC データ ) そしてお待ちかね、堺さんデータ 「 その2 」。 パワーはノーマルと比べて 12.6馬力アップ! 前回の「 その1 」 の時 とあまり変わらないと思われる人もいるかと思いますが、内容的に全く違います! 純正交換タイプのエアクリに的を絞って、実戦的に使用する領域のパワー&トルクをアップさせたデータです。 その2データは、HKS製エキマニ&メタルキャタライザーを活かし、4000回転付近のにある谷間を解消しています。( パワー、トルクの両方 ) 特にパワーグラフのほうは、谷間がほとんど無くなって高回転域までイッキに駆け上がるリニア特性。 これはきっと 「 カーン 」 とレブまで気持ちよくブン回って気分爽快でしょう。 「 その1 」では、4000回転時のパワーは 90馬力程度でしたが、「 その2 」では 20馬力近くアップして 約 110馬力。 実戦において、この差はマジで大きい! また、スタート直後の 2000回転時のトルクの落ち込みも減っているので、発進時からその差がハッキリと出ていますね。 取り付けたパーツを正しく活かし、きちんと実用的なパワー&トルクを引き出しています。 ホント、ECUチューンで大事なんだなと、実感しますね。 そして次は、↓ むき出しタイプのエアクリに交換してセッティング。 ↓ 境さんセッティング 第3弾 堺さんデータ 「 その3 」です。 HKS製のエキマニ&メタルキャタライザーと社外マフラーは先ほど同じ。 エアクリをむき出しタイプに交換してのセッティング。 パワーは先ほどよりも少し上がってノーマルよりも 13.4馬力アップ。 最大値はさほど変わらないかも知れませんが、こちらも先ほどと同様に実戦領域をメインにチューニングを施しております。 パワーもトルクも、スタート直後 2000回転付近の落ち込みを更に抑え込むことに成功。 もちろん 4000 〜 5000回転域の谷間も 「 その2 」より良くなっています! 特筆すべきは、「 トルク 」 ですね! なんと、2000 〜 7000回転まで、最大値は約 20kg/m で、最小値は約 18kg/m 。 これって、常にトルク最大値の 90% 以上をキープしているワケです。 実走行でこれほど頼もしいことはないでしょう。 「 その2 」と比べて、乗りやすさが格段に増強されています。 それと、むき出しエアクリによる 「 吸気音 」 が格別です! NAチューニング車ならではの、あの 「 グォッ! 」といった感じのレーシーな吸気音。 ターボ車には出せない独特な音で、これはマジで 「 その気にさせる 」音ですよね。 今までよりも走ることが楽しくなるのは言うまでもありません。 なお、これはあくまでも補足的なお話ですが、、、、 ノーマル ECU データや、純正交換タイプ用のデータでは、むき出しタイプエアクリを活かすことは出来ません。 ノーマル ECU データに、むき出しタイプエアクリを付けてパワー計測したところ、150馬力にも満たない程度しか出ませんでした。 先にも書きましたように、むき出しエアクリにすると吸気音が大きくなって 「 パワーが出ているような感じ 」になりますけど きちんと ECU をいじらないと実際はパワーダウンしているのが実状。。。。 まあこれは昔から言われている通り 「 むき出しタイプエアクリには ECUチューンが必須 」 なワケであり、 更に言えば、むき出しタイプ用に作られたデータを入れないと本来の性能を引き出すことが出来ないのです。 今回のセッティングで再確認しました。 |
BRZ・86用 フラッシュエディター特別仕様版の販売について ( データ作成:ティーゲット境氏 )
IMPREZA-NET 特別仕様版 フラッシュエディター |
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ここまでに作成した BRZ・86 用データを特別仕様版として 2013年 06月 08日(土)より、販売開始致します。 ( フラッシュエディター本体とのセットです。データのみの販売は保証等の関係もあって行いません。ご理解ご容赦願います。 ) 特別仕様版には、ティーゲット・境氏によるスペシャルデータが 3つ入ります。 ( 普通の市販品は、つるしデータが 2つのみ ) 1.フェーズ1データ ( 導入例はこちら : ノーマル ECU データと比べて 約 10馬力アップ ) 対応範囲 : ノーマル 〜 純正交換タイプのエアクリ、マフラー交換など 変更内容 : スピードリミッター上限の引き上げ、点火、スロットル等の最適化を行いドライバビリティ向上 2.フェーズ2データ ( 導入例はこのページ中程の 「 その2データ 」 : ノーマル ECU と比べて 12.6馬力アップ ) 対応範囲 : 純正交換タイプのエアクリ、マフラー交換、エキマニ、メタルキャタライザーなど 変更内容 : エキマニ+触媒交換を前提として、燃料、点火、スロットル、バルブタイミング等の最適化を行い、4000回転付近のトルクの谷を改善 ※ 4000回転付近のパワーはノーマル ECU データと比べて約 20馬力近くアップ 実用領域をメインに本格チューニングを施してあります 3.パワーライターデータ ( 導入例はこのページ中程の 「 その3データ 」 : ノーマル ECU と比べて 13.4馬力アップ ) 対応範囲 : むき出しタイプのエアクリ( HKS製のみ対応 )、マフラー交換、エキマニ、メタルキャタライザーなど 変更内容 : エキマニ+触媒交換、むき出しタイプエアクリ装着を前提として、フェーズ2を更に増強したデータ ※ こちらも 4000回転付近のパワーはノーマル ECU データと比べて 20馬力アップ トルクは 7000回転まで常に最大値の 90%を保持で、格段に乗りやすくなってます 実用領域をメインに本格チューニングを施してあります 【 販売方法 】 2013年 06月 08日(土)より販売開始致します GRB/GRF/GVB/GVF 用フラッシュエディター特別仕様版 と同様に下記の 2通りにて、販売致します。 1.IMPREZA-NET 通販 ( ティーゲット社の通販代行としてフラッシュエディターを販売します ) 【 通販の場合のご購入者メリット 】 ・ 送料無料、直接店舗での購入と比べ交通費がかからずお得です ・ 特別仕様版の専用説明書が付属( 通販のみの特典 ) ・ 使用に関する事につきましては、お正月でもお盆休みでもGWでも年中無休のサポート体制 ( 本体機器はメーカー保証範囲内にて ) 2.スーパーオートバックス熊谷店で直接ご購入 【 熊谷店直接ご購入の場合のメリット 】 ・ その場で直接実物を見て買えます。使い方など、その場で直接説明をしてもらえます ・ 他のHKS製品と組み合わせたお得なセット販売があります ( イベント、キャンペーンなど ) ・ オートバックスポイントなど、店舗サービスが受けられます なお、BRZ・86用に限り、ティーゲット社にご来店頂ければ直接ご購入が可能です。 ( GRB/GRF/GVB/GVF 用は、現在ティーゲット社での直販は行っていません ) BRZ・86用のフラッシュエディター特別仕様版の専用通販ページはこちら |
備考 |
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HKSのホームページ スーパーオートバックス熊谷のホームページ t-get (ティーゲット) のホームページ 【 パワー計測結果について 】 パワー計測結果は実車を使った計測で、その実車固有の結果です。 他の車両で同様の装備等を行っても必ずしも同じ結果になるわけではありません。 車両毎の個体差や、コンディション、取付パーツの個体差、相性等により結果は異なってきます。 車両の状態によっては必ずしもパワーアップやトルクアップを保証するものではありません。 あらかじめご理解のほど宜しくお願い致します。 記事掲載日 : 2013/06/06 |