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端子やコネクターの種類と、それぞれの使い方 2

スプライス端子
 
失敗しない配線の結線方法 上手く使いこなして確実な結線!
 

端子やコネクターの種類と使い方 2
スプライス端子

 
スプライス端子の使い方と注意点
 
ギボシ端子をスプライス端子として代用する方法
 
 


スプライス端子は、近年まで自動車用として売られていなかったので、DIY 好きな方でもこれを知らない人は多いと思います。
名前は知っていても使った事がない人が多いことでしょう。

スプライス端子は、車輌から電源や信号を取る時など 「 配線を分岐する 」 ような場合に、一番確実な結線方法のひとつです。

しかし、ホントに確実なのか??
もちろん、使い方によっては断線など結線を失敗する可能性があるのも事実。

上手く使うには、それなりのコツがあると言えますね。
いくつか注意点がありますので、それらを守って上手に使いこなしましょう。



【 スプライス端子の使い方と注意点 】



スプライス端子を使用する場合、上の写真のように配線を覆っている被覆を剥くわけですが、 特に結線される側、上の写真では 「 茶色 」 の配線を剥く時に注意が必要です。

中の導線を傷つけてしまうと断線の原因になります。

カッター等で剥く場合は傷つけないよう細心の注意を払いましょう。
出来れば、専用工具 ( ワイヤーストリッパーなど ) を使用することをお薦めします。





配線同士を捻ってからませ、スプライス端子を圧着して固定します。

この時、やはり配線を傷めないよう注意しましょう。

圧着工具がスプライス端子からズレた状態で圧着すると、配線を傷める事があります。
工具からズレないようにして念入りに圧着しましょう。





仕上げにビニールテープ等を巻いて絶縁処理します。

ビニールテープを巻いたあと、上の写真の矢印部分 ( 2本になっている側 ) をタイラップで縛っておくと完璧です。

ビニールテープは、経年変化で剥がれて来たり緩んだりするのでそれを防止する意味でタイラップで縛ります。




【 ギボシ端子で代用 】 

 

以前、ブログでご紹介した事がありますが、スプライス端子は慣れていないと圧着しづらいんですよね (^^ゞ

机の上で作業するなら問題ないですが、特に車内のハンドル下とか、もともと作業しづらい所では 圧着する時に スルッ と手から落ちてイライラした経験をされた人も多い事でしょう。

上の写真のように カットしたギボシ端子を使うと、普通のスプライス端子よりも圧着がしやすくなります。

※ 普通の市販のスプライスは断面が 「 U 」 の字の形なので圧着するまでは指で押さえていないと 落ちてしまいますが、ギボシ端子は断面が 「 C 」 の字なので落ちにくく圧着もしやすいです。

なお、結線する配線の太さに合わせてカットしたギボシのどちらを使用するか選びます。
かなり太い配線の場合は、カットする前にマイナスドライバー等を使って隙間を少し広げておくと配線が入れやすくなります。



備考

記事掲載日 : 2018/05/10