■ 記事No.2001 インプレッサのミッションはホントに弱いか?!
インプレッサのミッションはホントに弱いんだろうか? この疑問を持つ人は、なにも私だけではないだろう。
雑誌などでも散々書かれて来たことゆえに、ある種の情報操作で多くの人が そう思いこまされているとは言えないだろうか?
実際、オフ会などでもこの話題について数回ふれたことがあった。
そういうふうに言われてはいるが、 「実際にミッションが壊れて交換した人を知っている」 または、 「自分のインプレッサはミッション交換した」 と言う人は誰も居ない。(笑)
本当にガラスのようにもろいのならば、「もう3回目の交換だよ」とか、 「俺なんか、8回目だよ」と、”交換回数自慢”があっても良いハズだ。(爆) これほど弱いって言うからには、「ミッションは年2回換えてます」とか、 「オイル交換の時に一緒に変えるのが当たり前」みたいな人が居ても当然と 思うのだが、そんなのは今まで聞いた事もない。(爆) ←当たり前だ(笑)
では逆に、「弱いと言われているから、みんな気を付けて扱っていて そのために壊れないのだ」と、考えてみる。
本当にそうだろうか? 私を含めてみんな普通に乗って普通に扱っているのが 事実だろう。年1回バラして点検しているとか、聞いたことないよ?(笑)
仮に交換したと言う事があったとしても、1回だろう。しかし、事実上今まで 1回でも交換したと言う人は、少なくとも私の周りには居ないのだ。
無論、これは「街乗り〜軽いスポーツ走行」程度のユーザーが対象の話だが、 インプレッサの多くユーザー(と言うより、ほぼ9割以上のユーザー)は、 この「街乗り〜軽いスポーツ走行」がメインである事は言うまでもない。
レースメインでの使用や、大幅なパワーアップをしたチューニング車、または 過酷な条件下で使用しているのであれば、ミッションのトラブルはあっても 不思議では無いと思うが、普通に乗って時々峠やサーキットで攻めるぐらいの 走りでは、ミッションが弱いなんて言えないんじゃないだろうか。
確かにスバルのミッションは、入りが悪い事があったりする。(苦笑) 新車時は特に入りが悪い。(^^ゞ (機械的に考えれば当たり前の事だが) ただ、それが即「ミッションが弱い」事とは関連しないだろう。
また、エンジンが高回転時の場合、ギヤの入りは良くない。 これはなにもインプレッサに限った話ではなく、どんなクルマでも同様の ケースは存在する。高回転時はエンジンからの振動がミッションに伝わり、 逆に振動してないシフトレバー側からの操作が上手く行えないからだ。 しかし、エンジンマウント・ミッションマウント等をSTiの硬度UP品に 変えれば、これらの事は解決する。
さて、上記を踏まえてまとめてみると、
・インプレッサのミッションは、騒がれているほど弱くはない。(笑) これは統計的にも証明されている。 雑誌や他人からの情報で、そのまま「弱い」と言っている人が多いのだ。 実際「では、貴方は何回ミッション交換したの?」と聞くと、 「交換したことは無い」って答えしか帰ってこない。 通常の範囲内(街乗り〜軽いスポーツ走行)での使用では、殆どの人が ミッションを壊した経験は無いワケだ。
・インプレッサはピュアスポーツなクルマではあるが、ノーマルはやはり 「ノーマルの域」なのだ。決して性能を過信してはいけない。 パワーアップしたりハードな走りをするであれば、それなりの対策を すべきであり、その対策もせずに壊れたからといって、単に「弱い」とは 言えないだろう。
・前期型は後期型と比べて、パーツ構成や剛性的に考えて、物理的に弱いと いうのが正しい所だろう。しかし、だからと言って特別に弱いと言う事では ない。その証拠に”交換回数自慢”など聞いた事もないからだ。(爆) また、前期型は経過年数から考えて、そろそろミッションのオーバーホールを した方が良い時期にさしかかっている車両もあるだろう。 インプレッサと言うクルマの性質上、ハードな走りをしてきた車両が多い事と 思われるので、こういったオーバーホールは通常の乗用車よりも、必要だと 思う。これを行わずに壊れたとしても、それはミッションのせいではない。
と、私的には思うのだが。。。。
私からの提案として、普通の街乗り+時々軽いスポーツ走行程度の使用条件下で ミッションを壊してしまったのなら「ミッションが弱い」と言う権利があると 思うのだが、そうでないなら、無闇に「弱い」なんて言わないで欲しい。 せめて「弱いと言われているが、自分は壊した事はない」と言って欲しい。(笑)
自分が好きで買ったインプレッサでしょう? 自分で実経験してない事を、言いふらす必要性があるんですか?(苦笑)
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