■ 記事No.2002 新型6速は、GC8系に搭載可能か?
新型発表会の会場で、富士重工のミッション開発担当の方に直接話を聞いた ところ、非公式コメントではありますが載るそうです(笑) 現に開発段階では、GC8系に実験搭載してデータ収集をしたそうです。
但し、載ると言っても、従来型と比べ全体的に太っていますので、 積むにはボディーの下から板金をしてスペース確保する必要があります。 また、ミッションが前後方向に6センチ長くなっているため6センチ短い プロペラシャフトを特注で作らなければダメです。
こうすれば物理的に搭載可能ですが、ファイナルのギヤ比も違いますし、 新型のトルクやパワーに合わせて最適化されたミッションギヤ比なので、 従来のインプレッサに搭載してもその性能を全て発揮することは難しいでしょう。
それに加え前期型ではミッションとエンジンの接合部は4本のボルト締めに対し、 後期型&新型は8本です。この8本のボルトがミッションの剛性確保に貢献して いるので、前期型に搭載しても利点である「耐久性」が半減してしまうでしょう。
このように搭載可能と言っても、莫大な費用がかかる事と、性能を発揮できる 保証もなく、そしてそのような改造を行って車検に通るかどうかも判らない 状態では、ハッキリ言って、お奨め出来ません。
最近ではゼロスポーツからGC8用の6速ミッションが発売されてますので これを付けた方が確実でしょう。
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