■ 記事No.3002 タイヤ選びの話
時折、当サイトで話に出る事ではあるが「タイヤは命を乗せている」のである。 だからタイヤ選びは充分慎重に考えてもらいたい。
昔、タイヤメーカーのテレビCMで、 「タイヤはわずかハガキ4枚分の面積で、クルマを支えている」 と言ったようなフレーズがあったが、まさにその通りなのだ。
1トン以上もある車体と、我々の命を乗せて走っているクルマと路面の間を つなぐモノは、わずかな面積しかないタイヤであり、その接地性能に全てが ゆだねられている。 走る事自体はもちろんのこと、曲がる、止まるも、タイヤの性能に左右する。
だからこそ、タイヤを入れ替えるのであれば、少々の予算オーバーであっても 良いタイヤ、安全なタイヤ、高性能なタイヤを選んで頂きたいのだ。
私のお薦めとしては、ヨコハマタイヤのネオバだ。 このタイヤは発売以来、この種の高性能タイヤでは類を見ないほどのロングセラー である。この事は、そのままこのタイヤがいかに質実ともに優れているかの証明だ。
ちなみにネオバは、ケブラーベルトを使用しています。これは防弾チョッキなどの 防弾素材としても使用される素材で、瞬間的な剛性や耐久性は折り紙付きと言える。 (だからと言って、ネオバに防弾性能があるワケではない(笑))
無論、絶対的なグリップはSタイヤには及ばない。また、コストパフォーマンス的 にも優れているとは言えない。事実、このタイヤは高い。(苦笑) 走行抵抗から考えた低燃費性も、ある意味このタイヤには無縁なのかも知れない。
しかし、こういった1つの性能だけに特化したタイヤとは全く違うトータルバランス、 トータル性能を基準として考えると、剛性、グリップ、走破性、安全性、などの クルマ本来の性能に関係する部分では、これに勝るタイヤはないと私は思います。
この選び方が絶対正しいとは言わないが、少なくとも「自分が納得行く方法」で タイヤを選ぶのが良いと思う。極端に聞こえるかも知れないが、タイヤ選びを 軽視すれば、どこかでそのツケが回って来ることがあるかも知れないだろう。 逆に絶対的な信頼のおけるタイヤを選べば、幾度と無くその性能に救われる事が あるだろう。
過信はダメだが、タイヤの性能をよく理解した上で「自分なりのベストタイヤ」を 決めておくのは悪いことでは無い。
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