■ 記事No.5002 スバル車に「当たり」「ハズレ」はあるか?!
機械モノや、大量生産モノには、いわゆる「当たり」と言われるモノが、 時として存在することがある。
大量生産と言う関係上、元々の設計仕様から多少の誤差が出て カタログスペックよりわずかに劣るモノが出来てしまうのが普通だ。
しかし、同じように作られ、仕様も、使っているパーツも全く同じなのだが 何百、何千と生産する中には、たまたま偶然に抜群の精度で作られる事も 確率的に充分あるのだ。
そのような抜群の精度でたまたま出来たモノは、当然カタログスペックと 同等、またはそれ以上の性能を発揮することもある。 これが一般的に「当たり」というシロモノだ。
ではクルマで実際にこのパターンはあり得るのか?
確率的に言えば、決して可能性はゼロとは言えない。 しかし、クルマは単純な構成の機械ではないので、各主要パーツが 全て「当たり」にならないとダメなのだ。 このことから「まず当たりは無い」と言った方が正しいだろう。
しかし、実際問題として「やたら調子の良いクルマ」って言うのも 確かに存在するのだ。これはいったいどう言うことだろう?
スバルの整備課長にこの事について聞く機会があり、非公式ではあるが、 次のような答えをもらった。
「生産工場の製造ラインの中には、意図的に仕様を変えて生産した 車両がある。」
つまり一般製造ラインのとは別に、ある種の試験的な要素を含む試みで、 ほんのわずかな違いであるが他のインプレッサとは違う性格付けの されたインプレッサが作られているらしい。
まあ、これはスバルに限らず、どのメーカーでも行われているようで この「違う性格付け」がされたロッドが、たまたま他のモノよりも 調子が良い場合があり、それが「当たり」となるようである。
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