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 ■ 記事No.4009 FRPパーツの補修

    STiのWRバンパーや、社外のWRCarタイプのウイングなど、
    FRPで出来たパーツは激しい衝撃で割れたり欠けたりする。

    では、割れたり欠けたりしたエアロパーツは補修が可能なのか?

    答えはもちろん「Yes」だ。

    事故などでぶつけて壊した時は、まず、割れて欠けた破片を全て集めて
    持ち帰るようにしよう。この破片があると無いとでは、補修の手間が
    全然違ってくる。無論、あったほうが補修がラクだ。

    自分で補修する人は少ないと思うので、まずは板金工場で直してもらう場合を
    説明しよう。

    ●板金修理工場で直してもらう場合

     板金修理工場は、ディーラー系の板金工場よりも、カスタムカーなどを扱ってる
     工場のほうが、この手の補修は得意と言える。
     特に、キャンピングカーや、ボディーメイクを得意とする板金工場がお奨め。
     また、バイク系の板金修理を行う工場も、割とFRP補修が得意だ。
     要は「FRP補修を得意とする板金修理工場」を探すことから始めよう。

    ●DIYで補修してみる場合

     「自分でやってみたい」と言う人は、東急ハンズなどのDIY素材を
     扱っている店で、リゴラック(樹脂)とパーメック(硬化材)、グラスウールを
     入手すれば自分でもFRPの「つなぎ補修」は出来ます。

     近くに東急ハンズとかが無い場合、塗料店や塗料を扱っている大きな金物店でも
     取り寄せ可能な場合があるので、問い合せてみると良いだろう。

     まず、リゴラックとパーメックを混ぜて、FRPの溶剤を作る。
     この溶剤が「接着剤」となるので、割れたパーツ同士を接着する。
     欠けて無くなった部分は、周囲をハンドグラインダー等で斜めに削り落とし、
     その部分にグラスウールを当ててFRPの溶剤で固めて、無くなった部分を
     新たに作ってやる。

     また、割れて溶剤で接着した部分も白ゲル部分を周囲ごとハンドグラインダーで
     削り落として、グラスウールで補強してやると良いだろう。

     さて、これで形はだいたい直すことが出来るが、無論、これだけでは
     キレイに直らない。(笑)

     接着したりグラスウールで新たに作った部分の周囲を電動サンダーなどで
     形を整えるように削って、上から補修用パテを使ってキレイに整形しないとダメだ。
     整形後に下地塗装を塗ってから本塗装を行えば、完了となる。

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