■ 記事No.3009 アライメント調整のお話 ・ その2
最近は、車高は下げたくないって人も増えてきたし、車高に関係なく サスやショックの入換えまではしたくないと言う意見も多い。
実際、都内の駐車場だと、立体パーキングなんかも多くあるので、 車高を落とすと駐車できないってパターンもあるようだ。 まあ、ワシもこの内の1人で、自宅の車庫の前の段差と 車庫自体が地下なので、車高がちょっとでも落ちると入らない。(笑)
では、サスやショックを変えないと、足周りをいじって楽しめないか と言うと、実はそんなことは無い。
ノーマルの足でも、調整しだいで自分好みに近づける事は可能だ。
じゃあ、どうすれば良いかって言うと、トー角のアライメント調整で 自分好みのセッティングにするのだ。
普通の状態だと、 ・フロントが トーイン0〜1度 ・リヤが トーイン0〜0.5度 ぐらいであろう。
調整に使える範囲としては、前後共に ・トーアウト2度 〜 トーイン3度 ぐらいじゃないかな。
基本的にはトーインになると直進安定性が増し、外側に荷重がかかる時は ステア角が増える。トーアウトになるとその逆で初期ステアの切れは 早くなるが、外側に荷重がかかる時はステア角は減るわけだ。 また、前輪・後輪のトーイン・トーアウトのバランスを変えても、 色々ステア特性が変わる。
現在のワシのインプレッサは、
・フロントがトーイン1度 ・リヤがトーイン2度
この仕様だと、直進の安定度合いが増す。初期ステアが少し鈍るが RA特有のクイック感を和らげるので、とても扱いやすくなる。 街乗り〜ちょい攻めには、丁度良い感じだな。(笑)
ただし、トー角が増えるほどタイヤのスリップ量も増えるので リヤがブレイクし始めると、いきなりフロントが巻き込むように 入り込みそうだし(笑)、更にそれを越えるとドアンダーになるので 限界はやや低めの「気楽にちょっと楽しむ」仕様と言えるだろう。 (逆にテクニックに自信がある人にも結構面白い仕様かもね〜)
安定度を残したまま、もう少しナチュラルなステアを好むなら、 リヤのトーインを1度〜0度ぐらいが良いと思う。
更に逆のクイックステアを好むなら、フロント0度〜トーアウト1度 ぐらいにしてみると面白いかも知れない。(^^ゞ
それと、このトー角調整(アライメント調整)をよりシビアに感じたいのなら、 足周りのブッシュは是非、STiの強化ブッシュに変えると良いだろう。
もちろんこれは、なにもノーマル足に限った話ではないので、車高調や サスキットを入れている人も、自分好みの足に調整したい時に有効だ。 無論、車高バランスやサスキットの特性で、上記のパターンにならない 場合も当然あるので、自分で色々試してみると良いだろう。
ちなみにワシは「 STi 東京 」でアライメント調整をしてもらっている。 経験豊富で作業スピードも速いので、安心だし待たされる心配もない(笑)。
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