” 良く効くブレーキは鳴く ” これはまあ、常識となっているワケですが、我が IMPREZA-NET オリジナルブレーキパットも ご多分に漏れず、多少なりとも鳴きは出ます。 ( 個体差もあるので、鳴きが 出る / 出ない は、一概には何とも言えません。 ) ただ、やはり普段の街乗りとかだと、あまり鳴かないほうが理想とも言えますので 鳴きを止める実験を行なってみました。 好都合(?)にも、私のGDBはスリットローターに交換直後、慣らしもそこそこに 当たりも不十分な状態でサーキットを走り、ハードブレーキングを繰り返したために ローター面がひどく荒れてしまったようで、適度に鳴きが出ています(笑) (^^;; ヒヤアセ これを市販の鳴き止め剤を使って、鳴きがどれだけ緩和されるかのテストです。
【 鳴き止め剤の塗布 】 ★ GD型のノーマルのブレーキパットの場合は、大量に面取り加工されているため パット側面の面積が非常に少ないので、ノーマルパットだと効果は期待出来ないかも。。 ● 拡大写真 スプレーを吹きかけると、みるみる乾いて行きます。( 深緑色の液体が吹き付けられます ) ローター面には、なるべく吹きかけないようにしましょう。(^^;; ヒヤアセ ローターに付いてしまったら、拭き取ったほうが良いかも知れません。(^^ゞポリポリ ブレーキパットの側面に沿って、グルリと1周、吹きかけてやりました。 もちろん、1つのキャリパーには裏表でパットは2枚ありますので、 両方とも吹きかけてやります。 |
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私のGDBでテストしてみた結果、かなり鳴きが緩和されました。 完全に無くなるまでとは行きませんが、非常に好感もてる状態となりました。 スプレーと言う性質上、石油系の溶剤が含まれているワケですが、 走らせてみたところ、塗布直後はローターに少し鳴き止め剤が飛び散っていたせいか、 少し走らせてやると、ブレーキの効きは回復し、逆に踏み方によっては少し鳴きが出てきましたね。 それでも塗布前よりも格段に鳴きは緩和されて、とても静かになったと言えます。 塗布後、約1週間が経過しましたが、とりあえずパットやキャリパー等に悪影響は 見られませんので、ある程度安心して使える商品だと思われます。 この製品の原理は、パットの側面に鳴き止め剤を付着させる事で、 パットの振動率を変化させて、鳴きを緩和させているようです。( あくまでも推測です ) ※ ブレーキ鳴きの正体は、パットの振動が原因。 音が出る = 物質の振動 です。(^^ゞ この方式から考えると、パットが減れば振動する率も変化するため、 半永久的に鳴きを防止する事は難しいと思われますが、 このスプレー1本で、十数回は使えそうなので、定期的に塗布すれば 継続的に鳴きを防止できると思われます。 でも、一時的だとしても、ブレーキ鳴きが緩和された事には、ワシ的にもビックリです!(笑) まあ、これは一概には決めつけられない事ですので、今後も長期に渡って、 見ていく事にしましょう。(^^ゞ まあ、なにはともあれ、とりあえず使ってみる価値はある製品だと感じました。(^-^)v なお、この製品単体で効果を期待するよりも、鳴き止めグリスやシムの使用、 そしてパットの面取りやローター研磨、さらに丁寧なブレーキ操作を行なうなど、 相対的に防止策を施した上で使用するのが良いと思われます。 ※ ローターの状態、ブレーキパットの状態など、個体差によっては 必ずしも効果があるかどうかは保証できません。 ※ ご使用は、あくまでも個人の責任で行なって下さい。 ※ 塗布直後は、ブレーキの効きが甘くなります。 2〜3回ブレーキを馴染ませるように踏むと効きは回復しますが、 塗布直後は充分に注意して下さい。 ※ この製品には研磨剤が含まれており、荒れたパットやローター面を研磨して 鳴きを防止する効果もあるようです。ただし、研磨材の効果としてパットが 多少早く減ってしまう可能性が考えられます。 ※ 石油系溶剤を含んでいるため、大量に吹きかけるとパットやキャリパーに 悪影響を与える事があるかも知れません。 吹きかける際は、充分に注意しましょう。 |
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