マッチド・ハロゲンランプ

「マッチド」 = 性能が等しいモノ同士の組合せ または調整して等しくさせる

これはF型やG型などのハイワッテージ仕様の

ハロゲンバルブです。正面から見ると、やや

左に傾いているのが判りますね。(H4−R規格)

赤の線の部分がバルブの角度です。

これは市販の高効率ハロゲンバルブです。

これは逆に右に傾いてます。(普通のH4規格)

水色の線の部分がバルブの角度です。

角度が違うので、F型やG型などのハイワッテージ

仕様のヘッドランプには、そのままでは使えません。

また、同じ箱に入っていたモノですが、角度が

若干違いますね。このように同じH4規格でも

製造上、傾き角度は「個体差」があります。

 

ヘッドライトは、ガラスのカット面と反射板のカット面

の組み合わせによって、正常に光を照射する

仕組みになっていますが、バルブの角度が

狂っていると、その性能をフルに発揮できません。

このように、プライヤーで挟んでバルブの角度を

調節すると、光軸が正しくなり、バルブの性能を

フルに発揮する事が可能です。

 

また、市販のバルブを買ってきて、F型やG型など

のハイワッテージ仕様のバルブと交換する場合、

左の写真の青のライン部分を切り落として

上記方法にてバルブの傾きを逆(左)にすると

使用可能になります。

ご注意!!

この方法はバルブ固定の台座が溶接されているタイプのバルブでは出来ません。

また、無理にバルブ角度を変えると、中の線が切れてしまい、点灯しなくなるので

充分に注意しながら行って下さい。自信の無い方にはお奨め出来ません。

ご自身の責任の範囲で行って下さい。