スプレー塗装術編
準備する物
下地塗装用・サーフェイサー |
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下準備
今回は、「子供のペン立て」を「555カラー」に塗装します。 下地の塗装がきちんと密着するように、塗装対象物の表面にペーパーをかけます。#800ぐらいが良いと思います。 ペーパーがけの後、中性洗剤を着けたナイロンタワシで細部までゴシゴシと良く洗いましょう。これは、ナイロンタワシで塗装面の細部まで、キズを付けるのと、塗装面の脱脂が目的です。ここで手を抜くと、後々、塗装のはがれなどが起きますので、念入りに行ってください。 |
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下地の塗装
水分を拭きとって、よく乾かしたら、下地の塗装です。 下地は厚めに吹いておきます。少し吹き付けて、乾かし、また少し吹き付けては乾かしと、何回かに分けて厚めに仕上げて行きます。 下地は後でペーパーがけをしますので、ある程度、自由に吹いてください。
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下地のペーパーがけ
下地の塗装をよく乾かした後、下地のザラツキを滑らかにします。 #1000ぐらいが良いでしょう。また、下地の塗装が垂れてしまった場合、#600から始めて、#800、#1000と、ペーパーをかけて平らにしてください。 ペーパーがけのあと、「下準備」の項目同様に中性洗剤を着けたナイロンタワシで細部を擦っておきます。
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アルコールで脱脂処理
水分を拭き取り、乾かしたあと、ガーゼなどにアルコールをたっぷり染み込ませて塗装対象物をよく拭きます。
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塗装(T)
さて、いよいよ本番です。 まずは、軽く拭きつけていきます。 この先は、ソリッド系とメタリック系では、少々吹きつけ方法が違います。
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塗装(U)ソリッド系(メタリック、マイカ、パール以外の塗装)
スプレーを持つ手の「手首」は固定し、「脇」をしめて、体ごと塗装面と平行に一定スピードで移動しながら吹き付けるのがコツです。スプレーと塗装対象物との距離は20センチ程度離して吹きつけます。 この場合、右から左、そして左から右へと平行移動するわけですが、平行移動中は、スプレー全開で吹き付け、端まできたら指を離して、一度切るようにします。そしてまた、全開で反対方向へ吹き付けていきます。 よくやりがちな、「シュッシュッシュッ」と半開状態で小刻みに吹き付けてしまうと、塗装がムラになったり、垂らしてしまう原因になるので要注意。 なお、ひとつの箇所は、1往復して、次の個所へと移動してください。、 |
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塗装(V)ソリッド系(メタリック、マイカ、パール以外の塗装)
塗装(U)の工程を乾かしながら、数回繰り返して、重ね塗りをしていきます。 塗装が垂れない程度に思い切り良く吹き付けて行くと、光沢をもった仕上がりになります。 左の写真のように、塗装面に周囲が映り込むぐらいがベスト!
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画像準備中
(そのうち...更新予定) |
塗装(U)メタリック系(メタリック、マイカ、パールの塗装)
ソリッド系と同じように平行移動しながら吹き付けますが、スプレーと塗装対象物との距離は30センチ程度(やや、離しぎみ)離して、吹き付けます。 この際、手首を小刻みに左右に振りながら「パラパラパラ」と吹きつけると言うより、振り掛けると言った感じで平行移動します。一度で染めようとせず、丹念に時間をかけて、振り掛けるようにして、色を染めてください。 特にメタリックの場合、均一に「パラパラ」っと振り掛けるように心がけてください。
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画像準備中
(そのうち...更新予定) |
塗装(V)メタリック系(メタリック、マイカ、パールの塗装)
完全に色が染まるまで「パラパラ」と吹いた後、クリアースプレーで同じように吹き付けていきます。クリアーは、「パラパラと少し吹いて乾かし」を繰り返し、重ね塗りをしていきます。 ある程度、厚く塗って少し乾かしたあと、最後にソリッド系と同じように、思いきりよく、手首を固定して、「シューーーーーッ」と平行移動で吹き付けてください。
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ペーパーがけ
半日、または、一晩程度乾かしたら、#1000番ぐらいのペーパーで表面を平らにするように擦っていきます。#2000番で、最終的に平らになるように仕上げてください。 くれぐれも、下地が出ないように擦りすぎに注意しましょう。角やライン部は、特に注意。
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荒磨き
柔らかい布(タオルなど)で、コンパウンドを付けて磨きます。 荒目、中目、細目と、だんだん細かい目のコンパウンドに移行しながら、磨きあげて行きます。
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艶だし
ある程度、艶のある状態まで仕上がったら、最後に「鏡面仕上用」のコンパウンドで、ピカピカに仕上げてください。
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仕上がり
どーですか! うまく仕上げれば、自分で塗装したとは、誰も気づきませんよ! 右側にカラースプレー、左にコンパウンドのボトルが映り込んでいるのがわかりますか、このぐらいの艶があればOK!!
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