一般的に自分のライフスタイルに合わせて、クルマ選びをするワケだが、
まあ、インプレッサと言うクルマ自体、基本的にはピュアスポーツ志向なクルマなワケで、
ライフスタイルが優先されない事も多々あることだろう。
それでも一応、ライフスタイル的に話を進めると、
「何を乗せるか」でセダンかワゴンに分かれる事になる。
大きなモノをよく乗せるのであれば、当然ワゴンだ。
人を乗せる事がメインならば、セダンという事になる。
よく、「人を乗せることが多いのでワゴンを選んだ」って人が居るけれど
インプレッサの場合、当たり前だがこれは正しくない。
ワゴンの後部座席は可倒式なので、可倒機構があるぶんシートが小さくなる。
また、シートを倒した時に平らになるように、シートの肉厚もやや薄い。
これはほんの小さな違いに過ぎないのだが、この小さな違いが実際に乗ると
大きな違いとして実感できる。
また、カーゴルーム(後部の荷物積載スペース)も、セダンのトランク内と比べてやや幅が狭い。
これはワゴンの場合は内装が付いているぶん幅が狭いのだ。
意外と知られていないことではあるが、ワゴンは「人か荷物かをどちらか排他的」に
乗せるために造られている「兼用仕様」であることを充分理解しよう。
よくワゴンオーナーから
「人を乗せるためには狭いし、荷物も沢山つめるワケでもない」
と言ったような話を聞くことがあるが、インプレッサと言うクルマの大きさから、
ちょっと考えれば判る通り、小型なボディーがウリなんだからね。(笑)
絶対的な容量は、さほどあるハズが無い事ぐらい、理解してから買おう。
まあ、逆に言えばこの「兼用」で「小型」だからこそ、色々と使い勝手があるし便利なのだ。
つまり様々なシチュエーションで便利に使いたいって人ならば、断然ワゴンが良い。
走りを追求した立場で選ぶとすると、ボディー剛性的に1番良いのはクーペだ。
それとGC8系インプレッサの場合、WRCarのレプリカ作成するのに1番向いているのも
クーペと言うことになる。
その代わり2ドアと言う宿命から、後部座席は人を乗せるには使いにくい。
また、2ドアはドア自体が大きいので、狭い駐車場なとでは乗り降りがつらい(笑)。
以上、どれを選んでも一長一短あるので、一概にどれが良くてどれが悪いと言うことはないけれど、
インプレッサは元々ピュアスポーツセダンと言う基本スタイルがあり、
それを大きく外れるような用途には向いていないクルマである事は判って欲しい。
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