予算が許す限り、普通のWRXよりはSTiバージョンを選ぶ方が良いだろうし
普通のSTiバージョンよりもリミテッドの方が良い事は言うまでもない。
じゃあ、なぜそうなのか?
答えは簡単、スペシャルパーツがより多く組み込まれているからだ。
普通のWRXとSTiバージョンとでは、エンジンの細かいパーツに至るまで色々と違いがあるのだ。
前期型の場合、普通のWRXとSTiバージョンはスペック的にも馬力差があるので
このスペシャルパーツによる違いが一目瞭然であるが、馬力差のなくなった後期型でも
実際に運転すればその差は歴然で、誰にでも判る違いがある。
無論、スペック的に馬力は同じでも、トルクなどが違うのだ。
特に後期型ではブレーキがグレードによって違うので、単に走りの性能だけと言う以外に
安全面から考えてもグレードが高いほうがより安心なのである。
また、リミテッドでは普通のSTiバージョンにない装備があることや
台数限定生産されていることから「希少価値」的な要素もある。
それと、8年間続いたGC8系インプレッサだが、大きく変わった節目となるのは
D型の時と、F型の時だ。
D型からは後期型と呼ばれ、エンジン・ミッションのメイン部分は新設計となり
足周りや剛性的にも強化され、ブレーキも高性能なモノへと変わった。
外装もボンネット、ヘッドライト、グリルなどに変更が加わり、見た目も違う。
F型からはエンジンがフェーズUとなり、エンジンそのものと言うよりも、
吸気系・排気系などのエンジンに付随する部分に大きな変更が加えられている。
外装的にはバンパー、グリルが変わり、リヤウイングに新タイプが追加された。
今、もし、中古でインプレッサを買うのであれば、出来れば前期型よりは
後期型を選ぶのが良いだろう。見た目は大差ない同じインプレッサであるけども、
前期型と後期型とでは全くの別モノと考えてもらいたい。
乗り比べれば、この言葉の意味はすぐに判ることだろう。
後期型の中古車を買うならば、まだFとG型は高いし、なんと言っても数が少ないので、
D型かE型かと言う事になるが、単に後期型と言っても特性が違う3タイプがある。
大きく分けると、「D型」、「E型」、「FとG型」の3つだ。
全モデルを通して1番のホットモデルと言われるのがD型。(特にD型STiがホット(笑) )
そしてD型よりも、ややマイルド感があるのがE型だ。
(FとG型はさらにマイルドになって、乗りやすくなっている。)
このように同じ280馬力の後期型でも違うのだ。
それと最初に述べた通り、さらに普通のWRXとSTiバージョンによる違いもある。
選ぶ基準としては、ホットモデルが好きならばD型で特にSTiバージョンがお奨めだ。
乗りやすさやトルク感を好むなら、D型よりはE型がお奨めとなる。
また、D型とE型とでは内装が違う。どちらが良いかは好みの問題も関係するだろう。
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