▼ マル秘? 事故車の見極め方法 |
「経歴の判るクルマを買おう」の項目でも書いたが、無傷の中古車なんてなかなか無いし
多かれ少なかれ、何かしらのキズやへこみはあるモノだし、毎日、何十・何百と事故が
起きてるこの世の中で、1回ぐらい事故でぶつかっていても不思議はない。(苦笑)
修理歴が明確に判る場合は良いが、なかなかそうも行かないのが現状だ。
いくら「ぶつかっていても不思議はない」って言ったとしても、やはり出来れば
事故歴のないクルマに越したことはない。
特にフレーム修正を行ったようなクルマは、なるべくだったら避けたいところだ。
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●フレーム修正をしたクルマの見極め方法 |
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フレーム修正を行う場合、修正台と呼ばれる基準となる部分にボディーを固定してから
前後からフレームを引っ張って修正を行う。
上の写真の赤の○の部分の、サイドステップ下側にある「ミミ」の部分に修正台が
固定されることになる。この部分に何か機械で挟んだような跡がある場合、
フレーム修正が行われた証拠だ。
よく「ボンネットを開けてフレーム周辺にシワがよってないか確認する」なんて
言われているが、インプレッサのボンネットを開ければ判る通り、中はギュウギュウに
詰まっているので、そんな部分はプロでも確認が大変だ。(笑)
上記のように、実際にフレーム修正をしたクルマを知っている人は、このように確認している。
ワシは学生時代に某ディーラー直属の板金修理工場で長い間バイトしていたから、
こういった事は裏事情まで良く知っている。(;^_^A アセアセ
ちなみに上記の「ミミ」の部分には、元々スポット溶接でついた「丸い跡」がいくつかあるが
フレーム修正機で挟んだ跡はもっと大きく四角い跡が残る。
(ギザギザが付いた万力で挟んだような跡が残る)
ただし軽い修正などでは、このような大がかりな修正機を使わない場合もある。
軽いフレーム修正程度であれば、そんなに気にする程の事ではないので
この部分に跡が無ければ「OK」と判断して良いだろう。
また、キッチリ修理が行われたモノであれば、逆に新車よりもフレームが
真っ直ぐな場合もある(笑)。新車といえど、許容範囲内で多少の誤差があるからだ。
注意したい点としては、「フレーム修正が行われたか否か」ではなくて、
「ちゃんと修理が行われたか」と言う事に注目しなければ意味がない。
例えば、「タイヤが片減りしている」とか、「なんか真っ直ぐ走らない」とか
そういった事を充分に確認する事が重要なのだ。
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●キズやへこみの確認方法 |
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キズやへこみを確認する場合、上の左のように正面から見たらダメだ。
右の写真のように、真横から見て「ボディーの光の反射ぐあい」や、ボディーに映り込んだ
「像の歪み」を見るようにすれば、かなり小さなへこみも簡単に見つける事が可能だ。
また、板金修理やパテ処理が悪いと、ボディーが歪んでいたり、波打っている事がある。
そのような場合も、このように真横から見れば一目瞭然、すぐ判る。
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