基本的なレイアウト自体は変わらないが、車格やサスジオメトリー、 また、駆動伝達の効率化により、より進化した4WDシステムとなった。
従来のDCCD(ドライバーズ・コントロール・センター・デフ)では、 フリーで前35:後65の配分に対し、新型では前45:後55の配分に 変更された。ここに新型STi の”進化の証し”があると言っても過言では ない。 これはセンターデフの比率を極端に変えなくても、ボディーや足周りの 性能向上により、回頭性能が格段に上がっているからであろう。
(RA16インチは、リヤ機械式LSD)
標準でリヤ・シェアトラックLSDは従来と同じ。但し、従来と違う所は WRX STi と RA17インチ仕様には、フロントにもシェアトラックLSDが 装備される。(WRX STi はメーカーオプション RA17は標準装備) 従来のGC8系ではリミテッドRAのみがフロントLSDを装備していたが 今回はリミテッドでなくてもフロントにLSDが付く。 (GC8系リミテッドRAのフロントLSDは、ヘリカル方式)