新型STi 試乗レポート  
新型STi WRX

 新型STiの試乗をしてきました!
 平日の午前中という事もあって、試乗というより借りてきたと
 いった方が正しいかな?(笑)

 自分のインプレッサを点検&オイル交換に出して、その間に
 新型STiを借りて乗り回してみたワケです。(;^_^A アセアセ
 個人的にはRA17インチ、またはRA16インチを借りてみたかった
 けど、まあ贅沢は言えないですね。(^^ゞポリポリ

 とりあえず、1回わが家に戻って、各部の寸法を測る。(笑)

 何のための採寸かって? (笑) もちろん今後のデカール作成の
 ためですよ(笑)。

 実際、測りながら各部の造りとかをじっくり見てみると
 やっぱり結構かわりましたね。ボディーの質感と言うか
 プレス技術が格段に良くなってます。

 さて、走ってみた感想ですが、まずは低・中速域。
 フラット&リニア特性のおかげで、いきなりグワッと立ち上がるよ
 うな暴力的な加速ではなく、実にスマートに洗練された加速をする
 クルマだ。 
 1速→2速へとやや引っ張りぎみに回して繋いでみた。
 ここで驚いたのが、非常に違和感のない事だ。
 どんなクルマでも、最初に乗った時と言うものは、多かれ少なかれ
 違和感を感じるものだが、あまりにもスマートな加速感のためか
 それが無い。
  NewSTi GC8クロス
1速 3.636 3.083
2速 2.375 2.062
3速 1.761 1.545
4速 1.346 1.151
5速 1.062 0.825
6速 0.842 -----
減速比 3.900 4.444
 2速→3速→4速へと、高回転キープでシフトアップ。
 さすがに4000回転以上はパワーがモリモリ(死語?)なので
 スマート感はなく、スパルタンな特性が表面に出てくる。
 ただし、これは安心感がある加速だ。ボディーの剛性が上がって
 いる事や、ワイド化された足回りで、しっかりした接地感がある。

 それと意外にもクロスをあまり感じさせない「伸び」がある。
 3.9ファイナルが入っているのである程度の伸びは予想できたが、
 ここまで気持ちよく回ってくれるとは、乗ってて嬉しくなるね。 

 しいて言えば、排気の抜けはもう少し欲しい所だ。平成12年度
 排ガス規制をクリアしているためか、抜けはいまいち・・・
 まあ、STiといってもノーマルだし、「いじる楽しさ」を残してあると
 思えば、悪くないかな(笑)。
 新型STiには、NBのように「プリ触媒」がタービン入り口に付い
 てはいないが、環境問題を大きくうたった平成12年排ガス規制を
 クリアしている以上、フロントパイプ部分の触媒は今まで以上の
 抵抗があると思える。マフラーを交換する際は、是非フロントパイプ
 から丸ごと交換したいところだ。この辺のパーツが出揃うのは
 今年末から来年にかけてかな・・・
 
 足周りに関して言えば、格段に進化している。
 特にリヤのロールセンターを上方へ移動しているのが効いている。
 同じ速度で同じコーナーを回っても、クルマ自体が「より前へ」と
 入り込む感覚が印象的だ。GC8系には、このような感覚は無い。
 また、回頭性能が良くなっているので、15:1のステア比でも
 充分にクイックだ。普段13:1のクイックレシオに乗り慣れた私でも
 特に鈍さを感じさせない。
 
 また、17インチホイールは想像していたよりも扱いやすい。
 通常、17インチだとワダチなどでハンドルを取られやすいものだが
 ワイドトレットの車格のおかげでGC8系+16インチと同等の
 扱い安さがある。
 
 New Age IMPREZA in Nurburgring (ビデオ)

 最後に、ディーラーでもらったビデオを紹介しよう。
 これは富士重工が作成したものではなく、インプレッサのチューン
 で有名な、Provaが作った物だ。
 
 WRX・NBと、WRX・STi を、ニュルブルクリンクサーキットと
 アウトバーンへ持ち込んでのテストリポートだ。
 これは「必見」です!!