■ 記事No.03007 PWCギリシャ編7
<5月30日> ゴール約40人!! やっとまともな競技になりました。が、しかし、・・・
■タスク (競技内容:通過すべきチェックポイントと順番)
ターンポイント名 標高 備考 ----------------------------------------------------------------- ・TO (飛び立つ所) ・T14 060 36km 地点 工場 600m ・L25 005 68km 地点 ゴール 50m (着陸する所) -----------------------------------------------------------------
スタートライン22km,スタート時間14:30 合計103km, min(競技成立最低距離)28km
※ターンポイント名の、前3文字は名前,後ろ3文字は 標高(×10m)を表しています。 スタートライン22kmとは、最初のターンポイントから 22kmの所に、スタート時間が来るとカーテンができる ということです。つまり、スタート時間前に、カーテンを くぐってはいけません。
<結果速報> 1 STIEGLAIR Stephan 17:14:28 1000 2 BRINKEBY Peter 17:14:35 998 3 WYSS Stefan 17:15:59 982 4 PACHER Jimmy 17:17:14 967 5 CARDONA Davide 17:17:30 964 6 BEROD Patrick 17:17:50 961
19 TSUJI Tsuyoshi 17:30:07 841 21 TADANO Shoichiro 17:31:06 839 45 KAWACHI MASATAKA 102.9km 605 56 YAMASITA Shingo 101.5km 597 58 KATO Go 100.7km 592
<詳細レポート> またまた、今日も朝からいい天気!! V(^○^)V しかも、今日は逆転層が無い。お決まりの北風の予報。 さらに、軍隊の演習もない。とくれば、当然 ビックタスクの予感。
タスク発表103km! 南方向に進み、 最後は、地中海が見える平野がゴール。
Window open 後、テイクオフは誰でも上がるコンディション。 かなりのスピードレースが予想される。 テイクオフ南の絶壁を駆け上がり、一目散に南にある グランドキャニオンへ! オット、今日は高さに余裕が 有ったので、写真を撮りましたよ!
勘違いしては困ります。この中を飛んでいくわけではありません。 左から右に横断するだけです。この谷は、戦闘機がレーダーに 写らないように飛ぶ程のV字谷だそうです。 パラグライダーで飛んだら命が幾つ有っても足りません。
さて、私は前日同様セカンド集団で移動。トップ集団には いつでも追い付ける距離にいて、長い100kmの道のりを どう攻略しようか思案中でした。ところが、 このセカンド集団の居た空域だけが渋くなります。 どんどん低くなり、200mもない丘に辿り着いた セカンド集団は、ここで大きくスタックしてしまいます。
サード集団(辻、只野 含)20機程に、一気に抜かれます。 このまま慌てても仕方ないので、皆で協力して何とか上げ直し、 ゴールを目指します。そこから40kmぐらいは楽勝でした。 山脈が南に向かって伸び、雲がずっとつながっていて、 しかもフォローなので平均60km/hでていました。
そして、山脈の最後のピークを越えた時、ついに地中海が 遥か彼方に見えてきました。
が、しかし、・・・。バリオの高度は、ゴールに届くかどうか ぎりぎりの値を示しています。少しでも高度が下がらないように 協力し合いますが、高度計の針は虚しく減っていきます。 そして、ついにゴールが見えてきましたが・・・ 無情にも既に、ゴール付近は南からの海風(向かい風)が 入っていたのでした。ゴール手前に、つぎつぎと ランディングするパイロット達。私もその一人となってしまいました。 ゴール手前400mです。 無念!! (>_<)
※バリオの高度....上昇していることを知らせてくれる計器。 上昇すると"ピピピ"など音で知らせてくれる
※ランディング....着陸すること
<つづく>
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<PWCのホームページ> http://www.pwca.org/ PWCの各大会のスケジュールや結果などが見れます。
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