パラグライダー世界選手権 & PWC レポート

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 ■ 記事No.03008 PWCギリシャ編8

    <5月31日> 晴天だけど、キャンセル!?
    風は弱いという予報に反して、強風になり、
    6時まで待ちましたが、結局、強風は止まずキャンセル。

    <結果速報:総合成績>
     1 16 SPRUNGLI Vincent  2939
     2 43 BRINKEBY Peter   2682
     3 14 BEROD Patrick    2644
     4  4 STIEGLAIR Stephan  2416
     5 11 WYSS Stefan     2409
     6 17 BROWN Frank     2389

     19 41 KATO Go       2049
     24 30 KAWACHI MASATAKA  1958
     31 15 TSUJI Tsuyoshi   1662
     55 110 YAMASITA Shingo   1312
     66 40 TADANO Shoichiro  1021

    <詳細レポート>
    昨日と同じ、朝から晴天。だけど何かチョット違う?
    このエリアは、朝は山からの吹き降ろし(北風)、
    日中にかけて風向きが変わり(南風)、飛べるようになるというパターン。
    そう、風向きが逆。朝から南風。ということは、日中になると・・・

    バビュ〜ンということに、なってしまいました。
    とにかく強い。頭にかぶった帽子を手で押さえないといけないくらい?
    といえば想像がつくでしょう! 機械で計測したら、10m/s以上!!
    ダメだこりゃ!と思わず口にしてしまう。

    それでも、オーガナイザーは諦めずタスクを決めて発表しますが、
    更に風が強くなり、Window close。5時までウエイティングを発表します。

    と、やはり出てきました、スペインのラウール兄弟。
    この強風をものともせず、テイクオフ。スーパー・アクロバット飛行を
    連発して、私達を飽きさせません。しかし、あまりにも長い
    ウエイティングに彼等も疲れてしまいランディング。
    6時までウエイティングが延長されるものの、風は止まずキャンセル。

     ※ランディング....着陸すること

    え〜、今日は写真無いの?
    いいえ、有ります。皆様には、まだ、テイクオフから見たエリアの風景を
    お送りしていませんでしたよね。レポートに出てくるテイクオフ近くの
    尾根や絶壁とは? 今その全貌が明かされます。



    テイクオフのすぐ南東側の尾根、ここで皆上げて絶壁を
    目指します。奥に見えるのが絶壁のピークですが、誰も近付きません。
    画面左上のグライダーはパラグライダーではなく、パラカイトで、
    風が強いので、選手が遊んでいるのです。



    テイクオフの南に立ちはだかる絶壁。約10km
    標高2000m。この向こう側にグランドキャニオンがある。

    <つづく>

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    <PWCのホームページ> http://www.pwca.org/
    PWCの各大会のスケジュールや結果などが見れます。

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