パラグライダー世界選手権 & PWC レポート

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 ■ 記事No.04003 PWCスイス編3

    <6月 3日> 雪が降ってる!!
    Thunという大きな町から10kmも走っていないのに、
    広い谷底の牧草地帯に、疎らに点在する建物。
    駅の周辺には、数十軒の家が集まっているだけ。
    Simmentalは、日本人が忘れてしまった昔懐かしい田舎の
    風景をそのままに残した村である。

    朝寝坊した私たちは、受付をすべくオーガナイザーの事務所へ向かう。
    天気は悪く、今にも雨が降りそう!?
    しかし、事務所前のランディングでは、オープニング・セレモニーが
    宴たけなわだった。1000人ちかくは居るだろうか?
    近くにThunという大きな町があるので、人は、自ずと集まってくるようだ。
    空を見上げると、アンディー・ヘディガーやカリ・アイゼンフットが
    アクロバット飛行をしていて、会場は大いに盛り上がっている。
    遥か上空からは、スカイダイバーが降りてきた。

    そして、パラグライダーが降りるような小さなランディングに、
    セスナ機が降りてきた。うーん、信じられない。
    滑走距離は、100mぐらいしかないぞ!?
    それにしても、よくまあ、積乱雲からのダウンバーストによる
    突風が時々吹く中を、曲芸をすると感心してしまう。

     ※ランディング....着陸すること / 着陸場所

     ※ダウンバースト....
             積乱雲が発達し、最盛期を過ぎると、内部にたまった
             雹や冷たい空気を、保持できなくなります。
             これが地上に降ってきて、時には台風以上の
             強い風が吹き荒れ、大きな災害を引き起こす事もあります。

    それにしても、寒い!! ギリシャのポカポカ陽気が嘘のようだ。
    あれ、みぞれが降ってきたぞ! 雹もだ!
    早く宿に帰って寝よう! その前に、夕飯を食べなきゃ?
    でも、物価が高くて、食べる気になれない・・・。
    まあ、激安のギリシャから来たので、精神的反動も大きいのです。

    日曜日だというのに、運良く店がオープンしていて、
    スパゲティーにありつけました。海外旅行する時は、週末、
    特に日曜日は気を付けた方が良いです。日本と違って、
    日曜日は皆休むのが当然です。サービス業、飲食業は稼ぎ時、
    なんていうのは、日本の価値観です。キリスト教では、休みなのです。

    <つづく>

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    <PWCのホームページ> http://www.pwca.org/
    PWCの各大会のスケジュールや結果などが見れます。

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