■ 記事No.06003 放浪記編3
<7月 2日> 放浪の旅? 始まる!! (その3) (これまでのあらまし) 次のPWCフランスまでは、2週間あります。 ツアーのサポートをすべく、スイスに向ったのだが・・・。 ロスト・バッゲージ!! それにもめげず電車に乗り込んだが、 今度は、列車事故? 果たして、目的地に着くのだろうか・・・。
駅前のバス乗場に、車掌さんがいたので、何があったのか聞いてみた。 でも、よく分からない、との返事。 ダボスには、何時頃着くのか聞いてみると「12:30頃かな?」と 返事が返ってきた。 (@_@) まさに「オー・マイ・ゴッド!!」である。 しかし、じたばたしても始まらないので、なるようになれと開き直った。
バスに揺られる事、30分。隣りの駅に到着。 再び特急列車に乗り込み、チューリッヒへ。 いつ電車が止まるか分からないので、今度は、ゆっくり眠れなかった。 19:00頃に、やっと、チューリッヒ到着。 駅が広くて、どの列車に乗り換えれば良いのか分からない。たまたま、 近くを通りかかった駅員さんに聞いて、ホームNO.と時刻をゲット。
綺麗な夕日の中を、ダボスに向けて、チューリッヒ中央駅を列車が出発する姿は、 まるで、“世界の車窓”からを思わせるようなワンシーンである。 2時間電車に揺られた後、更にローカル線に乗り換え、1時間。 そろそろ、ダボス駅である。 ここで、大きな問題を抱えている事に、気付いた。 ダボスという名前の着く駅は、“3つ”あるのである。 私が知らされていたのは、ダボスという名前だけ・・・。 その後に、×××と名前が付くのである。どこで、降りるか?
一つ目、Davos Wolf×××駅。う〜ん、パス1。 二つ目、Davos Dolf駅。これかな? 三つ目、Davos Platz駅。これも怪しい?? え〜い、勘だ!! 二つ目で降りよう!!
しーん!! それもそのはず、もう直ぐ23:00だ。 そうだ、電話、電話。なんだ? コインが使えないぞ? テレホンカードか、クレジットカードのみ。 しょうがない、クレジットカードを使うか? チューリッヒ空港で使った事があるから大丈夫。 カシャ、し〜ん。ピッピー,ピッピー,・・・。 あれ? おかしいぞ? 近くにいた最終バスの運転手に聞いてみると、 クレジットカードはダメみたい!? なに〜!! こんな時間に、キヨスクなんてやっているわけないし・・・、 おお、ホテルの玄関にかすかな明かりが・・・、 急いで行くとカウンターに人影が・・・、 「すみません。電話を使わせてください!?」 「いいよ、ロビーに公衆電話ボックスがあるよ。 使い終わったら、言いな。料金は、その時払うシステムだよ。」 なんとか、ベンちゃんと連絡が取れた。15分ぐらいで、迎えに来てくれるらしい。 カウンターのオジさんに御礼を言って、ホテルを出る。 その時、やっと助かった、ベッドで寝れると確信できた。
これで、終わったと思うでしょ! でも違ったんだな、これが。 待つこと15分。一向に迎えが来ない。 30分,45分,そして、60分経つ頃にやっと迎えが来た。 これが、長かった事、長かった事。今日の1日で、一番長く感じた時でした。 どうやら、ベンちゃんはDavos Platz駅に行ってしまったようだ。 あれほどDavos Dolf駅と行ったのに・・・。 SKY朝霧の中村さんの話では、ツアーの人達も、崖崩れによる迂回や、 マラソン大会による足止め等のハプニングがあって、結構大変だったらしい。 皆、疲労困憊である。そんな中、迎えに来てくれて本当にありがとう。
川地、ダボスのホテル到着 01:00ジャスト。。 スペイン・セビージャを出発してからの所要時間、16時間の旅でした。
<つづく>
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