■ 記事No.07001 PWCフランス編1
<7月 14,15日> 天気が悪い!! 初日はキャンセル。 前線通過でこの2〜3日、天気が崩れるようです。 15日は土砂降りで、朝から即行キャンセルが決まりました。 もしかしたら、明日も、キャンセルされる可能性が高いと思われます。 加藤,山下,川口,他3名と無事合流した私は、再会を喜び、 大会に備え万全の態勢なのですが・・・。こればかりはしょうがありません。
そんな中チョット残念な話を聞きました。 世界選手権に出場するにあたり、JHFから出るはずだった経費が、 30%ぐらいカットされるそうです。理由は幾つか聞きましたが、 その中に、“JHFは一般フライヤーの為の団体なので、 競技に参加するという特殊なフライヤーの為に予算を使うのはおかしい?” というものがあったそうです。
私は、日本代表(勿論、JHF選出)であることは、勿論、 パラグライダー、いやそれだけでなく、スカイスポーツ全体の発展に 貢献できると思って、頑張ってきました。
現在、発展しているスポーツのどれもが、競技が盛んです。 野球しかり,ゴルフ,テニスしかり、日本において サッカーはプロ化することで、一気にメジャーなスポーツになりました。 高橋尚子選手が金メダルを取ったことで、陸上競技がどれだけ注目を集め、 マラソン選手を目指す若い人が、どれだけ増えた事でしょう。
あらゆるスポーツの協会は、当然のごとく、 “第一に一般プレーヤー,市民の為の協会”であることを謳っています。 その協会が、第一線の選手に援助をしないという事があるでしょうか? 答えはNOです! 理由は、イチロウや中田,やわらチャンが、一般の人たちに夢や感動を 与えてくれるからです。それが活力,繁栄につながるからです。 数ある協会の中には日本代表選手のために、スポンサー獲得しようと、 尽力を惜しまないところさえあります。
ところが、全国の一般フライヤーの中に反対される方が おられても不思議ではありませんが、我々の意義を最も知っているはずの JHFの役員の中にその様な考えの方がおられたということがとても残念です。 例えは、良くないかもしれませんが、ベトナム帰還兵 (出発は国旗を振られて見送られたが、帰ってきたら、 人殺しのプラカードに変わっていた)の気分です。
私達は、ビッグではありませんが、日本代表である誇りと大勢の方々の 後ろ支えによって、出場できるのだ思っています。そして、何時の日か、 私達が頂点に立ち、後輩達が続いてくれると信じています。 これからも、これにめげず頑張りたいと思います。
チョット難い話になってしまいましたが、 たまには、こんなまじめな話も良いでしょう。 (^.^)
<つづく>
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社団法人 日本ハンググライディング連盟 <JHF> http://jhf.skysports.or.jp/
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