パラグライダー世界選手権 & PWC レポート

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 ■ 記事No.07003 PWCフランス編3

    <7月 17日> 70kmタスク成立!
    強風をものともせず、30人弱がゴール。
    川地、スランプか? 今ひとつ歯車が合わず、結果が出ず。

    ■タスク (競技内容:通過すべきチェックポイントと順番)

     ターンポイント名           標高    備考
     -----------------------------------------------------------------
     ・D01 201  TO1           2010m   (飛び立つ所)
     ・B03 160  26km 地点 鉄塔      1600m
     ・B12 067  31km 地点 教会      670m
     ・B08 140  11km 地点 教会      1400m
     ・A01 110  3.2km 地点 ゴール    1100m   (着陸する所)
     -----------------------------------------------------------------

    スタートライン20km,スタート時間13:00
    合計71.8km, min(競技成立最低距離)30km

    ※ターンポイント名の、前3文字は名前,後ろ3文字は
     標高(×10m)を表しています。___は未計測。
     スタートライン4kmとは、最初のターンポイントから
     20kmの所に、スタート時間が来るとカーテンができる
     ということです。つまり、スタート時間前に、カーテンを
     くぐってはいけません。

    <結果速報>
    RANK NO NAME Time/Dis POINT
    1 2 COX STEVE CHE 16:04:34 1000
    2 12 HOFER ALEX CHE 10:20 962
    3 11 WYSS STEFAN CHE 11:41 954
    4 9 HENNY KASPAR CHE 17:53 920
    5 7 VON KANEL PETER CHE 18:13 918
    6 5 ARNOLD MARCO-ANT FRA 19:16 913

    17 41 KATO Go 16:31:06 840
    24 226 KAWAGUTI Ryuta 47:34 808
    39 15 TSUJI Tsuyoshi 69.7km 743
    45 30 KAWACHI MASATAKA 64.7km 690
    49 110 YAMASHITA Shingo 64.2km 685
    84 40 TADANO Shoichiro 11.3km 121
    87 32 OGISAWA Kaoru 6.1km 85
    100 231 KAMIYAMA Kazuko 3.0km 85

    <詳細レポート>
    ヨーロッパのテイクオフは、何処も広いのですが、
    ここLa Clusazもご多分に洩れず広い、
    優に200機は広げる事ができそう。


    さて肝心の天気は、OK。雲底は低いが、時機上がる予報です。
    風は強くならない予報でしたが、雲の形を見ていると強そう?
    タスクは、ツアーでも飛んだAnnecyへアウト&リターン。
    しかも湖渡り、有り! 「よっしゃ、もらった!」と勢い勇んでテイクオフ。
    スタートは、少し遅れたものの序盤のショボイ・コンディションでは、
    keep high, go slow リスクを負わず、無難に進みます。


    先頭集団が、谷で低くなっている時に、コンバージェンスを発見。

     ※コンバージェンス....
           性質(向き,温度,湿度)の違う空気が衝突した時に、
           一般的にいうと、帯状に上昇気流が発生します。
           それが広範囲にわたる物をビッグ・コンバージェンスと言います。

    一気にトップ集団を抜き先頭に踊り出ます。
    Annecyでは、ほぼトップで湖渡り、渡った先は渋かったものの、
    焦らずペースを落として、じっくり粘り後半戦に備えます。
    パイロンB03を撮って、再度、湖を渡りAnnecyのテイクオフで
    上げ直します。この時、少し遅れてセカンドグループになりました。
    そして、いよいよ勝負所。一気にスピードアップ。
    ここで、一気に先頭に踊り出たものの、僅かに低くなった事で、
    コンバージェンス乗ることができず、B12につく頃には、
    もの凄く低くなってしまいます。勝負あり。
    ゴール手前での遅れは、致命的。トップ集団,セカンド集団とも
    丘の向こうに消えていきました。
    その後、多くの選手は、ゴール手前の最後のパイロンB08で
    バレー・ウィンド(谷風)が強くなって苦労し、中には、ゴールライン手前、
    数mに降りてしまった選手が何人もいたようです。

    大きく遅れてしまった私は、焦りもあって、ショットカットのルートを選び、
    バレー・ウィンドに捕まって、ゴール手前数kmにランディングして
    しまいました。

     ※パイロン....通過地点。ラリーで言うならチェックポイント

     ※ランディング....着陸すること

    <つづく>

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    <PWCのホームページ> http://www.pwca.org/
    PWCの各大会のスケジュールや結果などが見れます。

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