パラグライダー世界選手権 & PWC レポート

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 ■ 記事No.08006 PWCスペイン編6

    <7月 31日> またも、ロングタスク成立!
    スイスの新星Alexがトップのブリンクビーを猛追!!
    川地はやっと調子が出てきたか!?

    ■タスク (競技内容:通過すべきチェックポイントと順番)

     ターンポイント名           標高    備考
     -----------------------------------------------------------------
     ・D00 240  TO1           2400m   (飛び立つ所)
     ・B11 109  21km 地点 教会      1090m
     ・B02 142  40km 地点 教会      1420m
     ・B07 163  22km 地点 アンテナ    1630m
     ・A24 091  6.9km 地点 ゴール     910m   (着陸する所)
     -----------------------------------------------------------------

    Window Open 14:00
    Start time 14:30 Start line 12km,
    合計89.1km, min(競技成立最低距離)35km

    ※ターンポイント名の、前3文字は名前,後ろ3文字は
     標高(×10m)を表しています。___は未計測。
     スタートライン6kmとは、最初のターンポイントから
     12kmの所がスタートラインという事です。
     スタートタイムがくるとカーテンができると思ってください。
     つまり、スタートタイムが来たら、このカーテンをくぐればいいのです。

    <結果速報>
    RANK NO NAME           Time/Dis POINT
      1 12 HOFER Alex       16:58:04 1000
      2  9 HENNY Kaspar       59:16  972
      3  2 COX Steve       17:01:35  923
      4 11 WYSS Stefan        01:47  919
      5 81 JOOS Achim        01:51  918
      6  4 STIEGLAIR Stephan     01:57  915

     18 30 KAWACHI MASATAKA     03:37  883
     23 15 TSUJI Tsuyoshi      04:03  874
     36 40 TADANO Shoichiro     13:47  717
     51 41 KATO Go          26:09  579
     53 110 YAMASHITA Shingo     28:16  561
     -- 231 KAMIYAMA Kazuko      棄権

    <結果速報 総合>
     17 30 KAWACHI MASATAKA         2408
     22 15 TSUJI Tsuyoshi          2248
     24 41 KATO Go             2223
     39 40 TADANO Shoichiro         1860
     49 110 YAMASHITA Shingo         1694
     -- 231 KAMIYAMA Kazuko         棄権

    <詳細レポート>
    昨日と同様の良いコンディションの予報です。
    カステホンのエリアを十二分に使ったタスクを発表。
    今日のタスクの勝負所は、B02を撮った後のどの時点で、
    スパートするか?です。

    今日も、絶好のポジションに着き、
    スタートも絶妙のタイミングでスタート! (^○^)/
    私は、わざとペースを落として、セカンドグループのトップでB02に向います。
    といっても目と鼻の先で、いつでも形勢逆転可能!
    ピリピリとした雰囲気が、レースを支配します。

    ウーン、いいですね! この感じ・・・。
    なにせ、このところ調子が悪く、トップ集団に付いていく事は愚か、
    ゴールする事も出来なかったのですから、全然レースを
    している気がしませんでした。ここに来て調子が戻り始め、
    トップ集団の中で、レースの駆け引きが行なえるようになったのですから
    とても嬉しい事といえます。

    さて、B11の帰り、B02に向い始める時に、トップ集団のトップを
    突っ走っていた10人程が、テイクオフ周辺でスタックしてしまいます。
    チャンスとばかりにトップ集団に襲いかかるセカンド集団。
    勝負所を前に混戦模様となります。先頭から10番目の位置に付けた
    川地は、虎視眈々とトップの動向を伺います。

    B02からB07に向う途中、B07まで8kmを切った所で、
    低く行く組が、まずスパート開始!
    高く行くグループは、高度を上げて最後の捲くりに備えます。
    そして、スパート!!

    30機余りの大集団がB07を通過し、一気にゴールに突っ込みます。 
    ゴ〜ル!! なんと90kmの距離を、僅か3時間でゴールするという
    超ハイスピードレース。しかも、5分間に30機余りがゴールするという
    超デッドヒートでエキサイティングなレースでした。

    なに?どうして、3時間で飛ぶことが、ハイスピードレースといえるのかって?
    全てのパイロン間を直線的に飛ぶわけではないし、
    アウト&リターンのタスクなので、追い風もあれば向かい風もあります。
    その上、スタート時間が来るまで、スタートラインの外で
    待っていなければならないので、Window open からゴールまでは、
    3時間をゆうに切っている事になるのです。
    だから、90km以上の距離を、3時間以内ということは、
    平均時速30km/h以上は確実です。
    普通の中級機(DHV2)ぐらいだと、トリムスピード(アクセルを使用せず、
    両手を上げた状態)で35km/hぐらいです。

    つまり、全ての工程をを中級機なら一度も上げ直さず、ただひたすら真っ直ぐ
    飛んでいかなければならない事になります。 (*_*)
    どうです? イメージつかめました? (^o^)丿

    <つづく>

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    <PWCのホームページ> http://www.pwca.org/
    PWCの各大会のスケジュールや結果などが見れます。

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