パラグライダー世界選手権 & PWC レポート

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 ■ 記事No.09004 PWCスロベニア編4

    <8月19〜20日> 天気が悪い
    当初、発表されていた開催地は、KOBARIDだったのですが、
    直前になって、隣町のTOLMINになったと連絡が入りました。
    この情報は、他の選手も直前に受けたそうで、
    皆、かなりご機嫌斜めです。KOBARIDのホテルへ、事前に予約を
    入れた選手は、キャンセルも出来ず、TOLMINまで通うはめになって
    しまったそうです。

    オーガナイザーの町でのアピール活動も見受けられず、
    どちらの町でPWCの事を尋ねても、「知らない! 多分隣町だろ」と
    言われ、KOBARIDとTOLMINの間を何度も
    行ったり来たりした選手もいるそうです。
    ウーン、困ったものです。

    聞いたところでは、2年前のPWCの時は、大会の運営そのものは
    しっかりしていたそうです。しかし、今回、
    KOBARIDからTOLMINに変更になったのは、
    地主との話し合いが不調に終わったとの事です。
    ここのオーガナイザーは大丈夫なのだろうか?
    あくまでも推測ですが・・・。思うに、地元との協力関係が上手くいって
    いないのか、何らかのトラブルがあったのではないかと思われます。

    さて、私と加藤は、TOLMINの中心部にある、
    一番大きいホテルに落ち着く事になりました。



    値段は全く同じなので、金銭的には問題無いのですが、
    町の中心なので、とにかく夜遅く(12時以降)まで騒がしいのです。
    今週末は、特に結婚式が有ったので、町全体が大騒ぎ!!
    加藤君は、寝不足ぎみで、まいっています。
    まあ、以前の環境があまりにも良かったので、仕方有りませんが・・・。

    大会の方は、19,20日とタスクが発表されて、
    Window Openはされるものの、19日は、巨大な積乱雲が
    KOBARIDに発生したので、キャンセル。
    20日は、高中層雲が張っているにも関わらず、
    周辺で積乱雲がニョキニョキと発達する中行なわれ、
    min(競技成立最低距離)40kmを越えた選手が、
    数人しかいなかった為、不成立となりました。

    ところで、この大会でおける選手の輸送手段は、
    なんと軍隊のトラック! 



    いったい、今日はどこのどんな戦場に連れて行かれるのか?
    最初は物珍しかったのですが、2日で飽きてしまいました。
    もの凄く揺れるし、排気ガスは荷台の幌の中に溜まるわで、
    かなり乗り心地は悪いと言えます。

    しかし、そんな中に独り上機嫌な男が・・・。
    そう彼、カスパーは・・・、もうランボーになりきっています。
    荷台など乗らず、先頭車両の助手席に他の兵士と違和感無く座り、
    軽く敬礼して去っていきました。
    思わず皆、大爆笑!! (^○^)

    明日は、もっと天気が悪いそうです。

    <つづく>

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    <PWCのホームページ> http://www.pwca.org/
    PWCの各大会のスケジュールや結果などが見れます。

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