パラグライダー世界選手権 & PWC レポート

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 ■ 記事No.09007 PWCスロベニア編7

    <8月 24日> やっぱり、がんがんモード!
    またしても、トップ集団がコケタ!! 今日は、加藤選手がシングル入り。
    川地は、セカンド集団の先頭でゴール!

    ■タスク (競技内容:通過すべきチェックポイントと順番)

     ターンポイント名           標高    備考
     -----------------------------------------------------------------
     ・DS 108  TO1           1080m   (飛び立つ所)
     ・BK 020  9.5km 地点 教会      200m
     ・BC 140  15km 地点 遺跡      1400m
     ・BA 166  6.0km 地点 アンテナ   1660m
     ・BF 065  26km 地点 アンテナ    650m
     ・AR 020  2.4km 地点 ゴール     200m   (着陸する所)
     -----------------------------------------------------------------

    地図

    (画像の上=北、右=東)

    Window Open 13:15
    Start time 14:00 Start point BK020
    合計59.0km, min(競技成立最低距離)40km

    ※ターンポイント名の、前2文字は名前,後ろ3文字は
     標高(×10m)を表しています。___は未計測。
     スタートポイントとは、スタート時間になったら、
     通過するポイントで、その地点を中心に半径400m以内を
     通過すれば良いのです。

    <結果速報>
    RANK NO NAME          Time/Dis POINT
      1  7 VON KANEL Peter    15:44:39 1000
      2 63 HAUSER Rene        45:26  979
      3  4 STIEGLAIR Stephan     50:08  867
      4  6 CARON Jean Marc      50:09  867
      5  4 BROWN Frank        50:10  866
      6 14 BEROD Patrick       50:20  863

     11 41 KATO Go        15:52:07  827
     12 30 KAWACHI MASATAKA     52:54  812
     15 40 TADANO Shoichiro     54:11  789
     19 32 OGISAWA Kaoru       54:54  777
     32 212 NISHIGAYA Kazushi   16:14:35  561
     38 15 TSUJI Tsuyoshi      23:12  514
     62 171 UJIYAMA Hiroshi     54.2km  388

    <総合結果>
      7   KATO Go             1661
     12   NISHIGAYA Kazushi        1606
     22   KAWACHI MASATAKA         1398
     25   OGISAWA Kaoru          1384
     51   TADANO Shoichiro         1106
     52   TSUJI Tsuyoshi          1102
     90   UJIYAMA Hiroshi          707

    <詳細レポート>
    一夜明けて、なんとかアクセル・バーを紐で代用して修理しました。
    少し踏みにくいのですが、あと2戦を何とかしのげれば、OKです。
    今日も朝から良い天気で、昨日よりさらに良くなる予報が出ています。

    ウーン、益々がんがんモードになるな!?
    アクセルを直しはしたけど、大丈夫かな? 
    それよりアクセルの多用で、足がパンパンなんだけど・・・
    そう、このエリアでは、レースにおける70%以上の時間でアクセルを
    踏んでいなければなりません。しかも微調整で・・・。

    今日のタスクは、練習日に散々トレーニングしたルートです。
    超ハイスピード・レースになる事は、必須!!
    あらゆる局面での、時間的ロスは順位に大きく影響するので、
    1秒たりとも、無駄には出来ません。そういう意味で、
    昨日買ったデーター・ロガー(ブラック・ボックス)は、
    非常に有効に働くと思います。


    右から、通称バリオ(高度計+昇降計+etc.),
        GPS,
        データー・ロガー,
        単三乾電池

    さあ、スタート!! 各機一斉に、いきなり全開です。
    BKからBCにかけて(約7km)は、曇っていたにもかかわらず、
    行けばどこかにサーマルがあるだろうといった感じで、お構い無しに
    BCに突っ込んでいきます。そして、その通りに、10km行った所で、
    サーマルをゲット!! BCを撮って即座にBAに向けて谷渡り開始。

     ※サーマル ....太陽の力によって暖められ発生する上昇風のこと。
               この風を使ってパラグライダーは上昇します。

    無駄な動きを一切みせず、かっ飛んでゆくトップグループ。
    何時マクルか、様子を伺うセカンド集団(川地含む)。
    ピーンと張り詰めた場の中で、BAをリターンした所で、
    なんと早くも、VON KANELを含む数人がスパート。
    なに? 早すぎる! まだ、レースの折り返し地点だぞ!!

    それを見たセカンド集団が一気にスパート!
    戸惑うトップ集団に襲い掛かり、レースは混沌とした状態へ変移します。
    相変わらず曇っているBK周辺を通過する前に、
    BCの尾根に渡って、上げ直し、早くもラスト・スパート。
    一気にBKを通過し、BF手前の尾根で、最後の上げ直しに入ります。

    そして、ファイナル・グライド。いち早くスパートをきったトップ集団は、
    殆どが撃沈しました。唯一、VON KANELとHAUSER Reneだけが生き残り、
    逃げ切りに成功し、そのままゴール。その後の大集団は、秒単位でのゴールでした。

     ※ファイナルグライド....ゴールに向って真っ直ぐ飛ぶ事。
                   自動車レースならラスト1周に当たります。


    <つづく>

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    <PWCのホームページ> http://www.pwca.org/
    PWCの各大会のスケジュールや結果などが見れます。

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