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足周り系連載企画 : 車高調 TEIN TYPE FLEX & EDFC
 
【 第1話 車高調に何を求めるか?! 自分なりの方向性をしっかり持って選ぼう! 】

 
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 ▼ 「 車高調は本当に必要か? 」 に対する、もう1つの答え
 
 私のGDBなんですが、最近どうも、ショックが柔らかくなってしまった気がします。。。。(T^T)
 ヘタったと言う所までは行ってませんが、ちっょとした姿勢変化の時にややフラつきがある感じで、
 もしかするとブーストUPやECUチューニングなどのパワーUPにノーマルショックがカバーしきれなく
 なって来たのかも知れません。 (^^ゞポリポリ
 
 そこで、ショック交換とか、それと同時にスタビ交換とか、色々とプランを考えてみたんですが、
 どうせやるなら、以前、私自身が出した ” 疑問 ” について、検証してみたくなりました。
 
 その ” 疑問 ” とは、私は以前、アイバッハ製のダウンサスを記事にした時に、
  「 本当に車高調は必要なんだろうか? 」
 と、書いた事です。
 
 この疑問のひとつの答え、ひとつの方向性として、あえてここまで車高調なしで来ましたが、
 もうひとつの方向性、つまり 「 車高調あり 」 も検証してこそ、「 IMPREZA-NET 」 だと言えると
 思うんですよね! (笑) 
 
 ・・・とゆーワケで、足周り系連載企画として、車高調を徹底的に検証して行きたいと思います!
 
 
 
 ▼ 車高調に何を求めるか?! 自分なりの方向性をしっかり持って選ぼう!
 
 チューニングの基本のひとつとして、” 何をどうしたいか? ” と言うように、
 はっきりと求める方向性や目的・目標をもって行なう事が大切です。
 
 とりあえず、私として車高調に求める方向性は、
 
  1.なるべくだったら価格は低いほうが助かる(笑)
  2.家族もいるし、乗り心地がなるべく良いモノがいいな。
  3.セッティングが楽しめるモノ、または、いじりやすいモノ。
  4.もちろん全長調整式で、車高を変えずにバネの加圧具合を変更できるモノ。
  5.カタカタ、コトコト音など、異音がなるべく出にくいタイプのモノ。
  6.使用環境は街乗りがメインで、時々、サーキットなどのスポーツ走行。
 
 ですね。(^^ゞ
 
 この中でも特に今回は、「 いじりやすいモノ 」 と言う部分にこだわりたいと思っています。
 
 それは何故かと言いますと、「 本当に車高調は必要なんだろうか? 」 の疑問の根底に
 「 結局取付けても調整とかをしないんじゃないか? 」 と心配があるためです。
 
 一般的によく聞く話として、取付け時に調整しただけで、それから1度も触ってないとか、
 いじろうと思ったら、固着してしまって動かなかったとか、、、、(^^;; ヒヤアセ
 
 結局調整しないなら、純正形状タイプとか、調節機構がまったく無いタイプでも、
 結果的にそれで良かったのかも?って、なっちゃいますからね(笑)
 
 車高調整は取付け時だけだったとしても、せめてショックの減衰力調整は、こまめにいじって
 色々とセッティングを楽しみたいワケですが、、、、(^^ゞポリポリ
 
 ともかく、この心配を打ち破ってこそ、今回の検証が意味を成す と思いますので、
 積極的にいじれるよう、「 いじりやすいモノ 」 、「 いじって楽しいモノ 」 を選ぶ事にしました。
 
 
 
 ▼ じゃあ、、、何を選ぶ?
 
 単純に性能重視で選ぶのならば、ショックは単筒式で倒立とかがイイよね。
 一般的に単筒式のほうがオイル容量が多く取れるから、熱ダレに強いと言われているし、
 加えて倒立ならば剛性を上げられ、バネ下荷重でも有利と言われていますからね。
 
 ただし、単筒式は復筒式に比べて値段が高く、封入されているガス圧も高めである事から
 乗り心地はやや硬めと感じるのが一般的。
 また、倒立タイプで減衰力調整があるタイプは調整ツマミがショックの下側になるのが一般的で、
 調整ツマミを回すのにジャッキアップが必要の場合もあります。
 
 私的にはこのように性能重視で行くと、高価なのに対して、調整のしにくさなどを感じてしまい、
 高価な金額分を上手く楽しめない気がしちゃうんですよね(笑)、、、、
 
 ・・・であれば、発想の転換と言いますか、「 楽しみにくい高性能 」 を選ぶよりも
 「 楽しみやすい、お手頃価格のモノ 」 を選びたい と思うワケです。(笑)
 
 そこで今回、選んだ車高調がこれ!
 
    
 
  ↑ 上の写真:左  上側がフロント用、下側がリヤ用。
     上の写真:右  EDFC ( ショックの減衰力調整をするための電子コントローラー )
 
 TEIN社製の車高調 「 TYPE FLEX 」 と、運転しながらでも指1本でショックの減衰力を
 調整する事ができる 「 EDFC 」 です。
 
 では以下に、これらを選んだ理由を述べておきますね。(^-^)v
 
  お手頃価格
 
    全長調整式で減衰力調整は16段 ( EDFC使用時は32段も可 ) ある。
    このぐらいのセッティング幅を持つタイプだと、一般的に有名なメーカーのモノは
    20万円中頃から、中には30万を超えるモノまでありますが、この TEIN 社製の
    TYPE FLEX は、10万円台後半なので、お手頃価格と言えます。
 
  乗り心地 
 
    街乗りメイン 〜 峠道・ミニサーキットでのスポーツ走行ぐらいまでをターゲットに
    開発されているため、あえて復筒式にして乗り心地等に充分な配慮がされています。
 
    特に EDFC と組み合わせる事により、走りながらショックのコントロールが可能になり、
    乗り心地をソフトにさせたりハードにさせたり出来るので、とても便利。
 
  セッティング色々
 
    「 FLEX 」 の名が示す通り、セッティングが色々と楽しめる。
    幅広くニーズに対応できるように、購入時にスプリングのバネレートが選べます。
    無論、入換え用のオプション・スプリングのラインナップも豊富で、
    オーバーホール時には仕様変更が可能。
 
    また、EDFC を使えば、減衰力調整が走りながらコントロール可能なため、
    一般的な車高調のように、いちいち停車してボンネットを開けたり、ジャッキアップして
    調整したりしないで済みます。
 
  カタカタ、コトコト音が出にくい
 
    フロントのアッパーマウントはピロ仕様ですが、リヤは強化ゴムのブッシュ仕様になっており、
    カタカタ・コトコト音などの異音が出にくいようになっています。
 
  スバル車ユーザーに大人気
 
    この TYPE FLEX + EDFC の組合せは、特にスバル車ユーザーに大人気で、
    メーカーへの問い合せもスバル車ユーザーが圧倒的に多く、出荷数も多いそうです。
    ( 直接、TEIN 社の人からお話をうかかいました。 )
 
    スバルのクルマ自体が水平対向エンジンやシンメトリー4WD、また、DCCDなど
    メカニカルな要素が強いので、「 スバルが好き = メカ好きの人 」 である場合が多い。
    もちろん私もそうなのですが、メカ好きのスバル車ユーザーは、この EDFC のメカニカルな
    部分に惹かれちゃうんですよね〜(笑)
 
 
 スペック的には、GDBにもともと装着されている純正ショックが倒立式なのに比べて、
 TYPE FLEX は倒立ではなく、さらに復筒式なので、なんとなくスペックダウンを感じる人もいると
 思われますが、そもそも、そう言った形式による比較方法は、材質、容量、外見上の寸法、
 製法などがある程度同等の場合に目安となる話ですよね。
 
 これらが違う ” 純正と社外パーツの比較 ” をする場合、形式による優劣は時として
 逆転する事があります。
  
 例えば、走行性能や、サス自体の動きに大きく関係する ” 重さ ” を比べてみましょう。
 
   ※ ↓の写真は体重計を使って、純正ショックと TYPE FLEX の重さを測って比べたところ
 
 
  【 純正・倒立式のショックの重さ 】
 
     
 
   ↑  フロント用が8.2Kg  リヤ用が8.9Kg
     ( アイバッハのダウンサスと組み合わせた場合で、純正スプリングだともっと重いかも、、 )
 
 
  【 TEIN 社製 TYPE FLEX の重さ 】

     
 
   ↑  フロント用が5.9Kg  リヤ用が6.9Kg
 
 
 実際に測定してみると、フロント1本あたり 2.3Kg、リヤ1本あたり 2.0Kg も軽いです!!
 
 合計 8.6Kg の軽量化となりますので、全体で純正・倒立式の約1本分、軽くなるワケです!
 
 これだけ軽くなると当然の事ながら、攻め込んだ時のサスの追従性や接地感が飛躍的に向上
 すると思われます。
 
 このように、比較基準として判りやすく、現実的な部分で比べる事が重要ですね。(^-^)v
 
 皆さんもご自身のクルマの車高調を選ぶ際は、形式やスペック等だけを見るのではなく、
 どうしたいのか目的をしっかり持ち、その目的に合っているか充分に検討して選ぶようにすると
 失敗のない車高調選びが出来ると思いますよ! (^-^)
 
 なお、TEIN社製品に関する詳細は、TEIN社のHP内に車種別データ( 取説など ) があり、
 PDF形式( Acrobat Reader )で閲覧可能です。まずはそれを参考にされると良いでしょう。
 ( ※ TEIN社のホームページのトップ → 「 Technical Infomation 」 のページに載ってます )
 
  
 
 ▼ 次回は。。。
 
 次回は、取付け作業の様子を中心に、いくつかの注意点など解説して行く予定です。(^-^)ノ
 
 また、取付け後の暫定的なセッティングで実走行を行ない、そのインプレッションも掲載予定です。
 
 お楽しみに〜
 
 
 
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