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STi 強化デフマウント
 ▼ STi 強化デフマウント・後( リヤデフメンバーAssy ) ( 硬度UP品 )
 
 
 ノーマルのリヤデフマウントも、性能を犠牲にして、快適性を重視したタイプになっている。
 
 デフをガッチリと固定してしまうと、デフ作動音や路面との反動音などがボディーに響いてしまうため、
 ノーマルの場合、ここは柔らかくして振動や音を伝わりにくくしているワケだ。
 その副作用として、ダイレクト感が無くなり、レスポンスにもタイムラグが出る。
 
 つまり、振動や音など少々我慢をして、快適性を犠牲にすれば、
 駆動レスポンスは格段によくなり、ダイレクト感がグーンとUPする!
 そのためのパーツが強化デフマウントだ。
 
 まあ、言葉でいってしまえば、割と簡単な理論ではあるが、実際の作業はかなりハード。(^^ゞ
 写真を見ても判るとおり、リアアクスル、プロペラシャフト等を外して、デフを降ろす事になる。
 
 
 
 
 ↑ リヤデフを外してる途中( 左 )   完全にリヤデフが外れたところ( 右 )
 
 
 
 
 ↑ デフを後方から見た所( 左上 )  強化デフメンバーAssy( 右上 )  
 
 デフの後方から突き出ている2本のボルト部分に、デフメンバーAssyが付いている。
 これを強化品と交換する。
 
 ノーマルと強化品の違いは、メンバーAssyの両端に圧入されているブッシュの硬度だ。
 もちろん強化品のほうが遥かに硬い。
 
 上の写真の左下はノーマル。上の写真の右下が強化品だ。
 
 ノーマルは柔らかい材質のゴムを使い、更に柔らかくするために中側にスリットがある。
 強化品はゴムとは思えないほど硬い材質で、無論、抜き加工もされてない。
 
 
 ▼ STi 強化デフマウント・前 ( 硬度UP品 )
 
 
 ↑ デフマウント( 左 )  マウント両端にあるブッシュを交換・圧入中( 右 )
 
 上の写真のように、デフマウントは T 字の形をしていて、デフを上から吊り上げるように
 固定するパーツだ。 この T 字のパーツの細く伸びた両端にブッシュが圧入されている。
 
 先に述べた デフメンバーAssy と共に、このブッシュを硬度UP品に交換すると
 デフ周りの駆動系ロスが無くなり、加速レスポンスが向上する。

 ↓ 下の写真が、その強化 ( 硬度UP ) されたブッシュだ。
 
 
 
 さて、ここで強化マウント類のまとめを書いておこう。
 
 エンジンマウントのページでも書いたが、強化マウント類はインプレッサチューンのキモだ!
 どんなにエンジンパワーUPしたり、ターボチューンやブーストUPしたとしても、
 そのパワーを支え、伝える部分を強化しなければ、レスポンスは鈍るし、路面にパワーを
 伝えきることが出来ないのだ。
 
 逆に、エンジンやターボがノーマルでも、マウント類をしっかりと強化品と交換すれば、
 レスポンスは上がり、より多くのパワーを確実に路面へ伝える事が可能である。
 
 実際、強化マウント類への交換は、見えない部分だし、地味なチューニングではあるが、
 一瞬一瞬のエンジンレスポンスや、駆動レスポンスは格段に確実にUPする。
 
 「 たかが一瞬のレスポンス 」 と思っちゃダメだよ、
 
 バトルしている時の加速中の一瞬のタイムラグは、数メートルも差が付く事をお忘れなく!
 
 時速 100Km/h で走っている時、1秒で約 27メートル も進むんだからね。
 
 
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