もはや知らない人はいないと思われるイケヤフォーミュラ製のシーケンシフター。
マニュアル H パターンのシフト操作を、前後にレバーを動かすだけのシーケンシャルパターンに
変更するための装置であることは、今さら説明の必要はありませんね。(^^ゞ
「 操作すると言う楽しみ 」 を追求するために、あえてメカニカルな制御にこだわって作られた
シーケンシフターです!
このレーシングシーンを彷彿とさせるメカニカルなその機構が、なんとも言えませんよね〜
まさに戦闘機と言いますか、やる気満々って感じが嬉しいです!
無論、見かけだけではありません。
素早い確実なシフト操作を可能にし、シフトミスを無くすスーパーウエポンです。(^-^)v
実際に実戦競技にも使われていますので、その有効性は証明済み。
また、それでいて 保安基準適合部品認可済みで車検対応 なところも嬉しいですね。
ようやくインプレッサ用( GD型6速用 ) がリリースされましたので、早速取り付けてみました!
マジで待望のパーツでしたからね〜
昨年行ったウチのオフ会でも、シーケンシフター試作版の試乗会を2度ほど開催しましたし、
IMPREZA-NET をかなり以前からご覧頂いている常連さんの皆さんはご存じだと思いますが、
発売開始当時から注目して来たパーツです。
ちょうど3年前のオートサロンにシーケンシフターが出展された時も、注目のパーツとして
ちょこっとレポートに紹介を書きましたからね。(^^ゞポリポリ ( こちらのページの1番下を参照 )
熟成を重ねて来たシーケンシフター。 いや〜、長年待った甲斐がありました!
これから、じっくりとご紹介して行きますね。
※ 上の写真では撮影のため、あえてシフトブーツなしでメカを剥き出しにしています。
普段はちゃんとシフトブーツを付けて保護しています。
※ 上の写真に写っているシフトノブはシーケンシフター付属のものではありません。
以前より愛用しているノブです。( 市販のものが使用可 )
■ イケヤフォーミュラについて
シーケンシフターを作っているイケヤフォーミュラは、他社には無い独創的なアイデア を持ち
そして そのアイデアを実現化する技術力 を持ち合わせたメーカー。
シーケンシフターの構成パーツは全てイケヤフォーミュラの自社内で製作 されています。
普通のメーカーなら下請けにやらせるところですが、イケヤフォーミュラは違います。
これはパーツに対するこだわりであるのは勿論の事、ひとつひとつ丹念に本気で作っている証。
だから製品の完成度は半端じゃないし、そこまでやれるメーカーだからこそ、シーケンシフターを
生み出す事が出来たと言えるでしょう。 事実、ノーマル H パターンをシーケンシャルパターンに
変更する装置を 製品化出来たのはイケヤフォーミュラだけ ですからね。
↑ 栃木県鹿沼市にあるイケヤフォーミュラの社屋。
↑ 写真:左 社名の通り、フォーミュラーカーの設計・製作も行う技術力。
写真:右 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム・レースに出場した車両。
イケヤフォーミュラの車両は国内だけにとどまらず、海外でも大活躍。
↑ 写真:左 コンピューター制御の大型工作機械。
写真:右 溶接を行うロボット溶接機。
↑ 写真:左 レーザー切断機。非常に細かなパーツも切り出せる超便利マシン。
写真:右 何千何万回もパーツに負荷をかけて耐久テストを行うマシン。
過酷な条件下でも想定した安全性を維持できるか、実際に試すための装置です。
正直言って、自社内でここまで徹底的な品質管理を行っているメーカーは少ない。
「 車は命を乗せるものだから 」 と言う真面目な取り組み姿勢がうかがえます。
勿論、このほかにも大型の製造用機械がいくつもありました。
独創力、技術力、設備力、そして、いちから物を生み出す情熱を持った凄いメーカーです!
■ 取付作業
↑ シーケンシフターのパッケージ。写真では判りにくいですが、ある程度大きい箱です。
↑ 毎度お馴染み、パーツの重量測定です。
ネジ類等も合わせて主要構成パーツを測ったところ、約6.8Kgでした。
↑ 写真:左 早速、リフトアップして作業開始。
写真:右 自ら工具を持って作業するイケヤフォーミュラの池谷社長。感謝感謝です!
技術力だけでなく、とてもユーザーフレンドリーなメーカーさんです。
↑ これはノーマル状態。ミッション後部の部品を外してシーケンシフター用パーツを取り付けします。
↑ 写真:左 ミッション後部に付いているパーツをバラしたところ。
写真:右 外したノーマルパーツ。重量は約3Kgぐらい
↑ 写真:左 このパーツを外したパーツの代わりにミッション後部に取り付けます。
○ の部分の2つのレバーが、それぞれ H パターンの縦方向と横方向の動きの
役割をしてシフトチェンジが行われます。
写真:右 外したノーマルパーツのこの部分だけ利用します。
ただしブッシュなどは硬いタイプのものと交換です。これでシフトフィーリングがUP!
↑ ミッション後部にシーケンシフター用のパーツを装着したところ。
↑ 写真:左 ○ の部分の3つのネジを外し、中に入っているバネを3本交換します。
場所はちょうどフロントパイプの触媒があるあたりです。
写真:右 右の太いのが純正のバネで、左がイケヤフォーミュラ製。
このバネは純正 H パターンシフトのギヤ抜け防止用のもの。
シーケンシフターでは不要でロス抵抗になるため、柔らかいバネと交換します。
↑ 写真:左 キット付属のゴムシートを取り付けます。 この2本のスリットからロッドを通して
ミッション後部に付けたパーツと車内用パーツが連結され、ギヤ操作が可能になる。
写真:右 車内用パーツを取り付けているところ。
↑ 写真:左 シーケンシフターの動きを調整中。
写真:右 2つのロッドがそれぞれ H パターンの縦方向と横方向の動きの役割をします。
このロッドの取付調整がシーケンシフターのキモの部分。
少しずつ取付位置をずらして様子を見ながら最適の位置を探し出して行きます。
↑ 写真:左 調整が終わったら内装を組み立てて完成です!
写真:右 キット付属の 「 シフトパターンステッカー 」 。 車検対策です。
※ 上の写真に写っているシフトノブはシーケンシフター付属のものではありません。
以前より愛用しているノブです。( 市販のものが使用可 )
■ 次回以降の予告
さてさて、少々長くなって来ましたので、今回はここまでと言う事で、ご容赦下さい。m(_ _)m
次回以降は以下のように予定しております。
・ 実走でのレビュー : しばらく走らせて慣れてから操作感など感想を書きます ( 第2話の予定 )
・ オプション類について : インジケーター、シフトブーツ、内装パネルの交換など ( 第3話の予定 )
次回をお楽しみに〜 (^-^)ノ
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