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HKS 製 EVC5
 
さらなる最強ブーストを目指して! EVC 長期連載シリーズ第1話
 
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 ▼ HKS 製 EVC5 取付作業
 
 
 
 お待たせしました〜 EVC5の取付解説です!
 
 私の GDB は既に色々と改造済みで、そのまま写真を掲載しても参考になりにくいため、
 一応ノーマル車両への取付を想定して解説致しますね。
 ( 他の車両のノーマル状態の写真と合わせて掲載致しました。)
 
 
 ▼ エンジンルーム作業
 
  
 
  各部毎に分けて作業ポイントを解説しますね。
 
 
  【 写真の ( A ) の部分 】
 
   
 
   ( A ) の部分にあるホースジョイント ( 白いパーツ ) を外し、代わりにボルト等を入れて
   ホースをメクラにする。( 太いほうも、細いほうも、両方共にメクラにします )
 
 
  【 写真の ( B ) 〜 ( C ) の部分 】
 
   
 
   アクチェーターとタービンを繋ぐ純正配管の中間にある T字ジョイントを外します。
   
   純正ソレノイドバルブに繋がるホースには、ボルト等を入れてメクラ処理します。
 
   ★ 注意点 :
 
     上の図の の部分の純正ホースは、オリフィス入りのホースです。
     これが無いと上手くブーストがかからない状態になる事があります。
     私の GDB はオリフィスが無くても大丈夫でしたが、もし、走行中にブーストの保持が
     出来なかったり、極度に安定しない場合は純正オリフィス入りホースを使ってみて下さい。
 
    
 
   市販のジョイント ( 4φ→6φ変換 ) を別途購入して配管を行います。
 
   ニップル I に繋げるホースは途中で切断し、付属のエアフィルターを入れるのを忘れずに!
 
 
  【 写真の ( D ) 〜 ( E ) の部分 】
 
    
 
   「 EVCバルブ 」 は、↑の写真(左) のあたりにボルト固定すると良いでしょう。
   ちなみに私は付属のホースは使わずに、別途用意した青い色のホースを使用しました。( 写真:右 )
 
   
 
   「 EVCバルブ 」 のニップル B は、インマニに繋がる部分へと接続します。
   私は↑の写真の の所のホースに T字ジョイントを使って接続しました。
   ( T字ジョイントは、6φ−4φ−6φ を使用 )
 
    ※ ブーストが測れる箇所なら、基本的にどこでも OK
 
    ※ ニップル B の配管にも付属のエアフィルターを入れるのを忘れずに!
 
 
   あとは、( E ) のあたりに室内へ通じる穴があるので、そこから配線を室内に引き込んで
   エンジンルーム内の作業は終了です。
 
 
 
 ▼ 車内の作業
 
  
 
  EVC5は、助手席の足もとにある 「 ECU 」 のスロットル信号や回転信号の配線に接続する必要が
  あります。 ( 作業の前に念のためバッテリー端子を外しておくことをお薦めします。)
 
 
  【 信号線の結線 】
 
    
 
   ↑ まず、内張をとめているプラスチックのネジを外して、フロアカーペットをめくります。
 
    
 
   ↑ の箇所のボルトを抜いて、ECU を取り出します。
 
    
 
   ↑ ECU には 5つのコネクターが刺さっています。( 写真:左 )
     接続に必要な配線は、左から 2番目、4番目、5番目のコネクターの中にあります。
 
    ( GD のアプライドモデル A 〜 G まで共通のようです。 )
 
    ■ 回転信号 ( 左から 2番目 のコネクター )
 
     中段・右から2番目  配線色 : オレンジ+白   ← EVC側の 「 白色 」 配線を結線

    ■ スロットル信号 ( 左から 4番目 のコネクター )
 
     上段・左から3番目  配線色 : ライトグリーン   ← EVC側の 「 青色 」 配線を結線
 
    ■ 車速信号 ( 左から 5番目 のコネクター )
 
     上段・右から1番目  配線色 : 緑+黄色     ← EVC側の 「 白色 」 配線を結線
 
   
 
   ※ 回転信号と、車速信号は、どちらか一方を選んで結線します。
 
    回転信号を選んだ場合は、エンジン回転とスロットル開度に応じたマップ補正が可能になります。
    車速信号を選んだ場合は、車速とスロットル開度に応じたマップ補正が可能になります。
 
    ちなみに 私は回転信号のほうを選択 しました。
    理由は、回転域毎にブースト補正を行いたいためです。
 
   なお、結線には付属のスプライス( 圧着端子 )を使います。
   純正配線を切断せずに被覆だけカッター等で剥いて露出し、そこにスプライスで EVC の配線を
   結線して行きます。
 
 
  【 電源ハーネスの結線 】
 
   電源ハーネスのプラス配線を ACC 電源か、IG 電源の取れる所に結線します。
   ( EVC の取扱説明書には IG 電源と書かれていますが、ACC 電源でも問題ありません。 )
   アース配線はボディーアースさせて下さい。
 
   
 
   ↑ 簡単に済ませたい場合は、インタークーラーウォータースプレーのスイッチ裏の配線や、
     ヒューズボックスあたりから取ると良いでしょう。
 
 
   ※ インタークーラーウォータースプレーのスイッチ裏への結線方法
 
     インタークーラーウォータースプレーのスイッチから ACC 電源とアースが取れます。
     赤のライン入りの黄色の配線が ACC 電源で、黒色がアースです。
     オート側でも、マニュアル側でも、どちらからでも同様に取れます。 
     市販の配線コネクターを使えば、手早く結線が完了します。(^^ゞ
     ( 配線コネクター : エーモン工業製 品番 E488 または、E673 )
 
 
   ※ ヒューズボックスから電源を取る方法
 
      
 
     エーモン工業製 ミニ平型ヒューズ電源 ( 15A用の場合、品番 E530 ) を使います。
     普通のヒューズと差し替えると電源を取ることが可能になります。
     上の写真は、IG 電源への接続例です。 ( の部分 )
     アースは、 の所のナットに共締めすれば OK。
 
 
  【 EVC ディスプレイユニット の設置 】
 
   
 
   結線が済んだら各ハーネス同士を連結してディスプレイユニットに接続。
   あとはご自身の見やすい位置に設置すれば、取付完了です。
 
   私はハンドル右側の所に別売の 「 ディスプレイスタンド ( HKS 製 品番 53002-AK001 ) 」 と
   「 ロックファスナー ( エーモン工業製 品番 N908 ) 」 を使って固定しました。
 
 
 
 
 ▼ 初期設定 〜 車両設定
 
 ▼ 初期設定 ( 詳しい設定方法は取扱説明書を参照下さい )
 
  ・ 圧力単位設定

   
 
   kPa 単位での表示か、PSI 単位か選択が可能。( 写真は kPa を選択 )
 
 
  ・ 排気バイパスタイプ設定
 
   
 
   純正タービンの場合は、スイングバルブタイプ ( -S- ) を選択します。
 
 
  ・ ノーマル最大ブースト設定
 
   
 
   とりあえず、一般的な数値である 「 65kPa ( 0.65kPa x 100 ) 」 に設定。
 
 
  ・ 初期設定ブースト設定
 
   
 
   初期設定における目標ブースト値を入れます。
   こちらも、とりあえずの値として 「 120kPa ( 1.20kPa x 100 ) 」 に設定。
 
   オフセット設定をする前は、どのぐらい実際の値とズレるか判りませんので、安全面からこのぐらいに
   しておくのが良いでしょう。 個体差等を考えると、場合によっては 110kPa ぐらいが安全かな。
  
 
  ・ 初期オフセット設定
 
   
 
   まずは走ってみないと判らないので、最初は 100% のまま変更なし。
 
 
 
 
 ▼ 車両設定 ( 詳しい設定方法は取扱説明書を参照下さい )
 
  ・ 気筒数設定
 
   
 
   インプレッサの場合は、「 4 」 に設定。
 
 
  ・ 車速パルス設定
 
   
 
   こちらも 「 4 」 に設定。( 日産以外の国産車は全て 「 4 」  )
 
 
  ・ スロットル全閉電圧設定
 
  
 
  アクセルペダルから足を離して計測し、ボリュームスイッチを押して設定。
 
 
  ・ スロットル全開電圧設定
 
  
 
  アクセルペダルをいっぱいまで踏んで計測し、ボリュームスイッチを押して設定。
 
 
 
 ▼ 初期インプレッション
 
 私の GDB の場合、EVC を付ける前から社外のブーストコントローラー ( AVC-R ) が付いてましたので
 ただ取り付けて初期設定をしただけの状態では、当たり前ですが以前よりパワーダウンしてますね (^^ゞ
 ブーストの立ち上がりもチューンド慣れした私には普通と言いますか、どっちかと言えば割とマイルドな
 感じです。 ( オフセット設定をいじってないから、立ち上がりはナチュラルな状態と言えるでしょう。 )
 
 前の AVC-R では 3年近くかけて 「 熟成セッティング 」 になっていたワケですから、いきなり初期設定
 だけの EVC になってしまったら、まあ、現状ではこんなもんでしょう。 ( ..)ヾ ポリポリ
 
 実際、AVC-R の時のブースト設定は最大で 1.4
K かけてましたからね。
 現在の様子見優先で設定した 1.2K では比べるほうが無理と言うもの。(笑)
 F-con のセッティングも少々ズレた気もしますので、まずは慎重に進めていきたいと思います。
 
 …とは言え、” ブーストの安定具合 ” に関しては特筆すべきものがありますね。
 ブースト制御にラフさが無いあたりは、「 さすが、最新の EVC! 」 といったところでしょうか。
 これなら今後のセッティングが非常に楽しみです。
 制御の正確性は、セッティングを進める上で大変重要なファクターですからね。
 この正確性が無くては思い切ったセッティングも出来ませんから、これは強い武器になります。
 
 セッティングの方向性としては、低回転域でブーストを多めにかけ、下からパンチを感じるような
 パワフル感のある特性にしてやるが目標ですね〜
 これからマップを少しずついじって、理想に近づけて行きたいと思います。
 
 
 次回へ続く。。。。 (^-^)ノ
 
 
 
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 ※ 記事掲載日 : 2007/04/06
 
 
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