メイキング・オブ・レプリカ! 〜実戦テクニック紹介〜
■位置決め&貼り方のコツ編 ■ドアの切れ目の処理編 ■窓用帯+SUBARU 文字編 ■ドアノブ処理編 ■ナンバー編
   
 ■ 基準の取り方
 まずは、「貼る基準」の取り方。

 これは以外とミスしやすいので要注意!

 ボンネット用のメインロゴは、「SUBARU」の「S文字」が

 ど真ん中に来るように位置決めしよう。

 これをキッチリやるだけで、本物のように見えるか見えないかの

 分かれ目となる(笑)

 サイドのメインロゴは、ドア下のラインと平行になるように

 位置決めを行う。

 デカールが大きいので、下から位置決めするのは大変だか、

 ドア下ラインから9〜10センチぐらい上に紙テープで水平ラインを

 作ってやると位置決めしやすくなる。(写真の赤のライン部分)

 ウインカー周辺のデカールは、ドアとの切れ目部分に垂直に

 紙テープを貼り、これを基準にする。

 このようにテープにピッタリとよせて貼る。

 縦の間隔は均一になるように貼るのがコツだ。

 フォグランプカバー部分のSTi ロゴ。

 これも位置決めを間違いやすい。

 このように出っ張り部分の角を真っ直ぐ結ぶラインが基準となる。

 ここに紙テープを貼って、その上に乗せる形で貼ればバッチリ

 位置が決まる

 リヤバンパー用ピレリ。

 上の位置は、バンパーの凹ラインに合わせて貼ればOK

 横位置は、角から紙テープ1本分あけて貼れば良い。

 フロントバンパー部分のalcon。

 フェンダーと、バンパーの切れ目のラインと平行に貼ろう。

 ドア部分の「www.swrt.com」デカール。

 ゼッケンと同じように地面から見て水平に貼る。

 ゼッケン上部分を基準にすると良いだろう。

 
 ■ 貼りテクニック
 難しいとされている、フロントバンパー角に貼るピレリ。

 やり方さえ知っていれば、これは以外と簡単に貼れる。
 (ただし、当工房製デカールに限る。)

 まずは、「P」の字の上半分の転写シートを剥がしてしまおう。

 そして角に貼るとこのように立体的な曲面のために

 「P」の上の部分がたるんでしまうハズだ。

 しかし、ここであわててはいけない!(笑)

 少し乾かしてから、ドライヤーをあてて軽く暖めてやる。

 時間にして8〜10秒程度でOK。すると暖まって冷える時に

 収縮をするので、ピタリと自然に収まってくれる(笑)

   
 位置決めが面倒なウイングデカール。

 特に左右同じに貼るのは難しい。だが、簡単に位置決めする方法を

 伝授しましょう(笑)。 左の写真のように、紙を貼って「型紙」を

 作ります。この型紙を「方眼紙」の上に描き写して、その方眼紙の

 上で雑誌などを参考にしながらレイアウトを決める。

 こんな感じだ。 方眼紙なら、平行に並べるのが簡単だ。

 これをカッティングシートの上にスプレー糊で貼り付けて

 方眼紙と一緒にカッティングシートを切る。デカールを貼る部分は

 もちろん四角く切り抜いておこう。左右反転して2枚作る事も

 忘れずに!(笑)

 そして切ったカッティングシートをウイングに貼って、それを基準に

 切り抜いた穴に合わせてデカールを貼ればOKだ。

 こんなふうに綺麗に貼れる。無論、左右全く同じレイアウトになる。

 綺麗に貼れば、まるで本物のWRCarのようだ!(爆)

   
 貼る時には石鹸水(中性洗剤を薄めて作る)を霧吹きして貼る。

 まずは貼る前のボディー、そしてカッティングシートや転写シートの

 粘着面にスプレーする。

 位置を決めて貼り合わせたら、気泡抜きをする前に、転写シートの

 上から更に霧吹きをしよう。左の写真のように、下の地面まで

 たれるぐらいビショビショにするのが良い。

 こうする事により、より気泡抜きがラクになる。

 気泡抜きは、片手でしっかりと動かないように押さえて、まずは

 かるくなでるように気泡を外側へと移動して行く。

 ある程度大きい物は、いきなり強く擦ってはダメだ。

 気泡が抜けきる前に貼り付いてしまうと、気泡を閉じこめて

 しまうことになるからだ。

 どんなに綺麗に貼れても、貼って1〜2日ぐらいは要注意!

 左写真のドアライン凹部分などは、貼って乾くとシートの収縮で

 浮き上がってくる事がよくある。

 ここが剥がれたら、ドライヤーで暖めながら再度貼り付けよう。

 1度浮き上がった部分を熱処理すると、2度と剥がれては来ない。