公開セッティングです! (^-^)v
シャーシダイナモにかけてパワーを測りながらセッティングを煮詰めていきます。
そして大勢が見守る中で、最終的にどれぐらいのパワーやトルクが出せるか? と言う緊張感が、
なんと言っても公開セッティングの醍醐味でしょう。 見る側もやる側も、お互いに緊張の一瞬です!
それとやっぱり、皆さんが見ている前でパワーを測らないと、真実味に欠けちゃうしね (笑)
自分でゆーのも何ですが(笑)、ウチのサイトの良さは、「 実証 」 と 「 実証に基づく理論の確立 」 。
決して憶測・推測に頼らず、実証で確実な結果を出して行くのが 「 ウチのやり方 」 ですからね〜
さて、公開で行ったのは、
2004年6月20日(日曜日) → 慣らし運転の初期段階のため、セッティングはある程度迄(^^ゞ
2004年7月23日(金曜日) → まだ慣らし運転中だったが(笑)、本番セッティング
の2回です。お集まり頂いた皆さん、真にありがとう御座いました。
この2日とも、日中は35℃を越える猛暑で、見ている側もメチャメチャ大変な日でしたね。m(_ _)m
↑ 公開セッティングを行ってくれたのは、毎度お馴染み、ティーゲット社の境さん。
↑ どんなブースト圧になってもキッチリと燃調が合うように、AVC−R でブースト圧を変えながら
キメ細かくマップ調整を行っています。( 上の写真:左 )
【 結果 】
↑ 気温34℃の猛暑の中、最高値は馬力が 363.3 ps、トルクが 45.1 Kg/m !!!
イイ感じでパワーとトルクが出たと思います。(^-^)v
これは、まだ慣らし運転が完了していない状態ですから、慣らしを終えてもう少し各部が馴染んでくれば
さらに上を狙えたかも知れません。(^^ゞポリポリ
まあ、とは言え、これ以上のパワーを出して行くと、クラッチやデフなどの伝達系がパワーに耐えるか
不安ですので、今はこのぐらいでやめておくのがベストでしょう。
グラフを見ると、パワーやトルクの発生回転数が、ノーマルよりも若干高回転側にシフトして
いるのが判ります。
ノーマルの最大トルク発生回転数 : 4400回転 → チューン後 : 4600〜4700回転付近
ノーマルの最大馬力発生回転数 : 6000回転 → チューン後 : 6400回転付近
これはタービンが大きくなった分、過給の立ち上がりが遅れるのはある程度予想できる事ですが、
大幅に遅れることなく最小限で済んでいるので嬉しいですね。
【 今後のセッティング 】
パワー計測を行っている4速ギヤの現在の AVC−R の設定は、学習優先 ( スタートDTY値 ±0 ) に
しているため、これを立ち上がり優先にすればタービンが大きい分の立ちの遅れをカバー出来ると
思います。 あとは 「 疑似オーバーシュート 」 のかけ方や、その落とすタイミングでも変わってくるので、
このあたりはじっくりと時間をかけて探って行きたいですね。
※ 疑似オーバーシュートとは、実際のオーバーシュートが起きた時と同じように、
ブーストのかかり始めの低回転域で高めのブースト圧になるようにする設定。
高回転になるにつれ、徐々に安全域まで落としてやるワケです。
ノーマルECUも、これと似たような制御のようで、下側で高めのブースト圧となります。
※ 記事掲載日 : 2004/09/24
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